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去り行くキャプテン大井健太郎
ジュビロ磐田が大きな決断をしました。
【大井 健太郎選手 契約満了のお知らせ】
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) November 8, 2022
大井 健太郎選手につきまして、契約満了に伴い、来季(2023シーズン)の契約を更新しないことになりましたので、お知らせいたします。https://t.co/xS8gXvVNof pic.twitter.com/ULVM16kpcv
キャプテン大井健太郎と2023年の契約を更新しないことを発表しました。
■大井 健太郎選手 コメント
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) November 8, 2022
入団から8年、2016年に復帰してからの7年間と合わせて15年間。大好きなジュビロのために全力で闘ってきました。
苦しい時間の方が長い15年でしたが、心折れることなく常に前を向いて闘うことができたのは支えてくれたファン、サポーターの皆様のおかげです。(→) pic.twitter.com/8xb9teErYx
本当にありがとうございました。
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) November 8, 2022
来年からは一緒に闘うことはできませんが、ジュビロ磐田の幸運と、ジュビロ磐田を愛する皆様の幸せを心から祈っています。 pic.twitter.com/PzEwwphKra
私は2019年からジュビロ磐田を応援していますが、その時点からキャプテンとして確固たる地位を築いていました。
その大井健太郎が2022年をもって引退ではなく契約満了という形でジュビロ磐田を去ることとなりました。今季最終節の時点では発表されていなかったため、セレモニーの挨拶でも触れていませんでした。
サポーターの立場からすれば、長きにわたるジュビロの功労者であったことは間違いないので、直接お別れの挨拶の場を設けて欲しかったのが正直な所です。
しかし、大井健太郎及びクラブ側が、あえてそうしなかった理由もあるかもしれません。残念で悲しいですが、新天地での活躍を祈るしかありません。
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大井健太郎はいつも後方から選手を鼓舞し、身を呈してのディフェンスで何度もジュビロのピンチを救いました。それだけではなく、後方からロングフィードを送ったり、時にはFW顔負けのゴールを決めるなど本当に頼れる存在でした。
クリーンシートで勝利した時には、GKとCBで円陣を組んで喜び合うのが恒例でしたが、その中心にはいつも大井健太郎がいました。その姿を見るのが楽しみでした。
後輩で同ポジションとなる森岡陸は、特別な感情があると思います。
大井健太郎に試合中にはきつく言われたりもするが、常に大井健太郎を目標としていたことを公言してました(YouTube DREAMS #4より)
その森岡陸からは惜別のコメントがTwitterで発信されました。
森岡陸は、磐田出身で幼いころからジュビロと共にある人生だったと思います。そこには常に尊敬する大井健太郎がいました。
小さい時から尊敬する健太郎さんと、同じチームで一緒にサッカーができたことは僕の財産です。
— 森岡陸 (@moririku1120) November 8, 2022
同じポジションとして、本当に多くのことを学ばせてもらいました。
感謝してもしきれません。
健太郎さんから学んだことを忘れず、僕も頑張りたいと思います。#ジュビロ磐田 https://t.co/AeAQEj5goM
また、同じく同ポジションの山本義道もコメントを出しました。
大井健太郎の面倒見の良さ、若いDFの森岡陸や山本義道にとって大きな存在であったことが判ります。
すごく頼りになる先輩、キャプテンで お兄ちゃん的な存在でもあり色々と面倒を見ていただきました
— 山本義道 (@NYngnnyYK) November 8, 2022
隣でプレイ出来たことはもちろんですが、練習終わりにジョギングしながら色々と話しをした事は僕の宝物です!
そこで教えて頂いた事を胸にこれからも頑張っていきます!#ジュビロ磐田#大井健太郎 https://t.co/59QZsHFWNw
2022年、ジュビロ磐田はJ1残留に失敗し、一年でJ2に逆戻りすることになりました。
大井健太郎はジュビロ磐田を象徴するような存在だったと思います。しかし、来年39歳になるベテランと契約更新しないと決断したジュビロは、大きな転換期に入ったのかもしれません。
今季ジュビロ磐田は57失点でした。残念ながらJ1リーグワーストです。
今季J1残留できなかった大きな原因の一つが守備力だったことは間違いありません。
恐らく、森岡陸、山本義道、伊藤槙人という次の世代の選手達がジュビロ磐田のCBを担っていくことになるでしょう。まだわかりませんが、もしレンタル中の鈴木海音、中川創、袴田裕太郎が帰還し、リカルドグラッサも来季プレーするならば、更にポジション争いは激化します。
新たな体制で切磋琢磨し、堅守と言われる守備力を構築することを切に願います。
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2019年、大井健太郎は、J2降格が決定した時のヤマハスタジアムでの挨拶で涙を流し、必ずJ1に戻って来る決意を語りました。そこには悔しさと共に並々ならない決意があったことを覚えています。
2022年の今年、ヤマハスタジアムで挨拶する大井健太郎の目には涙は無く、2019年とは違って落ち着いた雰囲気でマイクの前に立ちました。
既に前節のガンバ大阪戦で降格が決定してから1週間経ったため、感情も落ち着いたためと思っていました。
しかし、もしかしたら、来季のジュビロ磐田に自分の姿は無いことを大井健太郎は既にわかっていたのかもしれません(あくまで推測です)。
これからクラブ一丸となることが非常に大事な時期だと思いますし、絶対にできるクラブだと信じています。
というこの言葉、今思うと、自分事のようには思えない感じがします。後輩や自分がいなくなるジュビロに向けて語ったことなのかもしれません。そう思うと涙が出ます。
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2019年、アウェイ松本山雅戦でのかき出しは本当に痺れました。ワッキーさんがスーパープレー1位に選んでくれました。
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— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) December 31, 2019
ワッキーが選んだ
2019シーズンの
スーパープレーTOP5⚽️✨
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⭐️1位
🏆明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚#松本山雅FC vs #ジュビロ磐田
⚽️大井健太郎選手のヘディングかき出し!#Jリーグ #JリーグTV@wakitayasuhito pic.twitter.com/ufTGL7YNzW
2020年、ホームヤマハスタジアムでの甲府戦、「FW大井健太郎」が発動。高い打点のヘッドでゴールを決める姿は本当に頼もしく思えました。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) September 23, 2020
🏆 明治安田生命J2リーグ 第21節
🆚 磐田vs甲府
🔢 1-0
⌚️ 37分
⚽️ 大井 健太郎(磐田)#Jリーグ#ジュビロ磐田vsヴァンフォーレ甲府
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/Bbnkt7DS1E
2021年、ホームギラヴァンツ北九州戦では、見事なロングフィードを送りルキアンのゴールを演出しました。この姿に、守備だけでなく攻撃への感覚も鋭いことをみせてくれました。
10/9 vs. 北九州 #PickupPlay📽
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) October 9, 2021
大井選手のロングフィードから、最後はルキアン選手!💪🔥怒涛の6試合連続ゴールで、今季20得点の大台に乗せました!!🎊✨
🎬ご視聴は #DAZN で!https://t.co/ZM0z3vWWBz#ルキアン#ジュビロ磐田vsギラヴァンツ北九州 #サーラグループマッチ#UNITEFORW1N pic.twitter.com/4wPlcInIdB
2021年、ホームヤマハスタジアムでの京都戦との天王山。山本義道と共に最大のピンチを救ってくれました。あのプレーのおかげて京都に勝てたと言っても過言ではありません。
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— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) November 12, 2021
絶対にゴールを決めさせない気迫🔥
\#ジュビロ磐田 の #大井健太郎 選手と #山本義道 選手の気合いの入ったダブルスライディング❗️@Jubiloiwata_YFC@NYngnnyYK#Jリーグ pic.twitter.com/pgHVXXK2OJ
2022年、J1の厳しい戦いを強いられながらも、必死に体を投げ出して守備をする姿がありました。
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— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 15, 2022
体を投げ出し必死でブロック🔥
\#ジュビロ磐田 #大井健太郎 選手の
裏への抜け出しを防ぐナイススライディング🛡@Jubiloiwata_YFC#Jリーグ pic.twitter.com/1bjHMKY6Uy
素晴らしいキャプテンシーと気迫あふれるプレー、そして得点もできる。ジュビロ磐田に及ぼした影響力は計り知れません。
そのような大井健太郎と別れるのは非常に寂しいし辛いです。ジュビロも再建のためこれから新たな一歩を踏み出します。新天地でのご活躍を心から心から祈っています。
キャプテン大井健太郎、本当にありがとう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と大井健太郎に歓喜が訪れることを願って。