2023 J2 第4節「大宮アルディージャvsジュビロ磐田」超主観的振り返り|前を向け!中川創!
アンジェロッティ選手を中心に大宮アルディージャの選手達がピッチ上で喜びを爆発させる姿に、ゴール裏で応援していた私の頭の中は真っ白になってしまいました。
2023年3月11日、J2リーグ第4節アウェイ大宮アルディージャ戦。ジュビロ磐田は0-1で悔しい、本当に悔しい敗戦となりました。
この試合は、今季初めての遠征。
NACK5スタジアム大宮で現地観戦しました。
そんな悲痛な思いを抱きながら、大宮を後にしました。
スターティングメンバー
前節山形戦で負傷退場した伊藤槙人は欠場し、替わって中川創が今季初スタメン。
鈴木海音が開幕戦以来のベンチ入り。
そしてお待たせしました。
古川陽介が今季リーグ戦初のベンチ入りとなりました。
この試合は、中川創の出場が全てと言っても過言ではありませんでした。
雑感
試合終了後、失意を抱きながら新幹線に乗り、大宮から日帰りで帰宅。
帰宅してすぐに振り返り記事を書こうとパソコンの前に座りましたが、いろんな思いが交錯して手が全く動きません。
とりあえず寝ることにして、翌朝からこの記事を書いてます。
このようなことは初めてでした。
昨年J2降格決定した時もこんなことはなかったのですが。
戦術分析は、他の方にお任せします。まあ、元々私のnoteは戦術分析など無いジュビロ磐田応援記事ですが。
今日は雑感として現地観戦で感じたことを書き連ねたいと思います。
この日の大宮は快晴。
公式発表での気温は22.3℃。スタジアム一杯に直射日光が降り注ぎ、3月とは思えない真夏のような暑さでした。
試合は終始ジュビロが支配。
前半、敵陣でボールを回し何度も決定機を作りました。しかし、あと一歩まで迫るのですがゴールネットを揺らすことは有りませんでした。大宮のGK笠原昂史選手が何度もスーパーセーブを繰り返す姿には敵ながらあっぱれでした。
厳しい暑さの中、ジュビロ磐田ゴール裏とビジターバックスタンドに集結したジュビロサポーターの応援は素晴らしかったと思います。
スタンドの四方を大宮サポーターのオレンジ色で囲まれる中、ゴール裏の一角に所狭しと陣取ったサックスブルー背番号12の戦士たちは、酷暑の中懸命にチャントを歌い、大きな手拍子を続けました。
スポーツジャーナリストの河治良幸さんが、現地で取材されておりジュビロサポーターが集結した写真と共にTwitterで嬉しいコメントを頂いているのでリンクを貼っておきます(この写真のどこかに私もいます(笑))
ハーフタイムが終わる間際、後半に入る直前にジュビロ磐田コールリーダーの方が、ゴール裏サポーターに向けてトラメガで叫びます。
記憶で書いていますので、一言一句正確ではありませんが、ニュアンスは間違っていないと思います。
このコールリーダーの煽りは個人的には良かったですね!
ジュビロサポーターの応援にも俄然力が入ります。
後半、大宮が攻め入る時間も増えましたが、ジュビロ優勢の展開。しかし、相変わらず決定機はつくるものの、前半同様あと一歩のところでゴールネットを揺らすことができません。
そんなジュビロに対し、勝利の女神はジュビロには微笑むどころか、残酷な試練を与えます。
リカルドグラッサと共に終始大宮の攻撃を防ぎきっていた中川創でしたが、後半アディショナルタイムに入った46分。ジュビロゴールに単独で向かった河田篤秀選手を背後からユニフォームを引っ張って倒してしまい決定機阻止(DOGSO)でレッドカード。
ビジターゴール裏からは遠目になるので、現地では詳細がよく判らなかったんですよね。帰宅後DAZNで観返して改めて詳細を理解しました。
現地では、けたたましくホイッスルが鳴った後に主審がカードを出す姿が見え、中川創がベンチに下がる姿を見て
とだけ、思いました。
ベンチに引き上げた中川創を出迎えるジュビロベンチ。
中川創の顔の表情までは判別できませんでしたが、無念、悔しさ、不服、やるせなさ、すべてが入り混じった仕草。何か受け入れられないような感じに見えました。
今季リーグ戦初スタメンであり、ナイスプレーを続けてきた中川創でしたがなんとも辛い結果に終わってしまいました。
反則ですので退場は仕方ありません。
でも中川創は前を向いて欲しい。帰りの新幹線で何度も中川創のプレーを思い返していました。
ナイスプレー。中川創!
そのファイトに大きな賛辞を送りたいと思います。
そして、改めてジュビロに帰って来てくれてありがとう。
そして、御承知のように中川創の退場直後、アンジェロッティ選手のゴールで試合は決しました。
以下は試合終了後の横内監督とジュビロの選手達が中川創に送った言葉です。
横内監督やジュビロの選手達は中川創に対し前向きなエールを送ってくれています。そして、多くのジュビロサポーターも同じ気持ちだと思っています。
劇的な勝利で大宮の選手達がゴール裏サポーターの前で勝利のダンスを披露する姿を、私は呆然と眺めていました。
その歓喜の中には、かつてサックスブルーのユニフォームを着て共に戦った、中野誠也、袴田裕太郎、新里亮、志村滉の姿もあったはずです(遠目だったので正確には見えませんでしたが、まず間違いないでしょう)。
悔しかった。
本当に、本当に、本当に、悔しかった。
この悔しさを忘れないためにも大宮の選手サポーターの歓喜の姿をしっかり目に焼き付けようと思いました。
9月のヤマハスタジアムでの大宮との再戦まで半年あります。それまでに圧倒する力をつけて倍返し、いや十倍返しで勝ちたい。そう心に思わせる試合でした。
一方で、終始試合を支配しながら試合終了間際で勝利をかっさらわれ、肩を落としてジュビロゴール裏に挨拶に来たジュビロ磐田の選手達。
大宮の歓喜とジュビロの失意の対比に、
試合終了間際のたった数分の出来事で、終始優勢だったジュビロがどん底に突き落とされたこの試合。
決定機を確実に捕まえないと敗戦するというという勝負の厳しさを見ました。
勝ち切ることのできなかったジュビロには、まだまだ課題があることを思い知らされました。
しかし、岡山戦、山口戦、山形戦と開幕から難敵3試合を戦い、ルヴァンカップではJ1王者横浜F・マリノスに必死に食らいつく試合を経験し、チームの力は見違えるように良くなっていることは間違いないと思います。
横内新体制になってまだ2か月。しかもジュビロは選手補強できない中で、よくぞここまでチーム力を上げたと思います。
改めてキャプテン山田大記がシーズン前に語っていた言葉を思い出します。
辛い結果に終わった大宮戦でしたが、ジュビロの選手達はこの山田大記のスローガンをベースに今続けている姿勢を貫いて欲しいと思います。
決して下を向かないで欲しい。まだ残り38試合あります。
今回のアウェイ大宮戦の惜敗は、今年の最後の最後でジュビロが笑えるための試合にしようじゃないですか。
次節に向けて
次節3月18日は、ホームエコパスタジアムでの清水エスパルス戦。
静岡ダービーです。
大宮戦の悔しさを静岡ダービーに全てぶつけましょう。
特に金子翔太にとっては、昨年ホーム静岡ダービーで悔しい敗戦を喫したリベンジを果たす時がやって来ました。
昨日の大宮戦でも、金子翔太は試合終了後にジュビロサポーターがチャントで激励する姿を最後の最後まで見ていてくれました。
きっと期するものがあったのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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