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【歓喜!】石田雅俊選手 ジュビロ磐田へ完全移籍加入

J1でリベンジを果たそうじゃないか!

2023年1月5日。

韓国1部(K1)大田(テジョン)の石田雅俊選手が、ジュビロ磐田へ完全移籍加入することが発表されました。

ジュビロが石田選手の獲得に動いていると新聞報道があったのは、2023年12月22日のスポニチによるものでした。

その後、音沙汰がなく、2024年を迎えたので去就が気になっていましたが、スポニチの報道から約2週間後の正式リリースになりました。




1995年5月4日生まれ。千葉県出身。

ジュビロでは、金子翔太・ジャーメイン良と同期です。


Jリーグ経験のある石田雅俊選手が、韓国リーグで活躍していたことは全く知りませんでした。逆輸入のような形で加入するパターンは、2021年の加藤智陽以来なので驚きました。

同時に、前述のスポニチの報道があった時、ものすごく気になった言葉があります。

それは、

自身初のJ1挑戦。かつて韓国語で「僕はサッカー人生の敗北者」と口にして話題となった苦労人が、磐田の攻撃を活性化させる。

2023年12月22日 スポニチ

「僕はサッカー人生の敗北者」

石田選手は、市船のスーパーエースと呼ばれながら、2014年に京都サンガF.C.に入団。

しかし相模原、群馬、沼津と期限付き移籍を繰り返します。残念ながら結果を残せず、2018年12月に京都から契約満了を言い渡されてしまいます。

その後、韓国へ渡った石田選手。

縁もゆかりもない韓国で、孤独と戦いながらサッカーを続けた石田選手。

そして、2021年10月のリーグ戦でプロ初のハットトリック達成。
その時のMVPに選ばれた石田選手のインタビューでの言葉が、

「僕はサッカー人生の敗北者」 

でした。

当時のそのインタビューの模様。及び、石田選手に密着した動画がTBS NEWSのYouTubeチャンネルでまとめられています。

多くの挫折と苦労を味わいながらも、韓国で活躍の場を掴んだ石田選手。

逆境をバネにするその原動力。冷静な顔つきながらも、異国で発揮するその力にはすさまじいものを感じます。

更に、韓国語で自らを「敗北者」と答えたことは、韓国のサポーターの心を打ったのでしょう。韓国のスタンドで日本の国旗が掲げられるところからもその影響の大きさを物語るには十分でした。

この経緯と韓国での活躍は、Number Webの下記の記事でまとめられているのでご一読いただければと思います。

このNumber Webの記事は、2023年6月7日なので、まだジュビロの移籍の話は無かったと思います。

その上で、Jリーグに対する想いとして

特に京都とか……これまで僕が在籍したチームのサポーターの方々がこれを読んでくださるのであれば、またいつか日本でプレーすることになったとき、あの頃とまったく変わった自分の姿をお見せしたいと伝えたいです」

2024年、J1に復帰するジュビロ磐田。

J1には古巣の京都がいます。

もしかしたら、京都との対戦が成し遂げられることもジュビロ磐田への移籍決断を後押しした大きな要因の一つになったのかもしれません。


プレー動画を見る限りでは、献身的な守備、そして、貪欲に相手DFの間を突破してゴールに向かうプレー。

自らを敗北者と呼ぶそのハングリー精神から生み出されるプレーは、ジュビロ磐田の選手とは異質なものがあるかもしれません。

きっとそれは、J1という厳しいリーグで再挑戦するジュビロにとって、必要なマインドをもった選手として藤田俊哉SDはじめフットボール本部の目に留まったのかもしれません。

2年前、ジュビロはJ1で打ちのめされました。

石田雅俊選手には、韓国で培ったその魂をぶつけてほしい。

一緒に戦い、J1のトップを目指しましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と、石田雅俊選手のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。




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