「サッカー選手としての時間は決して長くはない」-袴田裕太郎-
7月にジュビロ磐田から大宮アルディージャに期限付き移籍した袴田裕太郎。地元出身でジュビロに入団するのが夢だったと公言していた裕太郎が、ジュビロに入団して約半年で移籍したことは驚きだった。
裕太郎は大宮移籍後、7月30日の水戸戦から4戦連続で先発フル出場を続けている。しかも、8月13日の仙台戦では、移籍後初ゴールも決めた。
今のジュビロにいてくれたら・・・いやいや止めておこう。
さて、8月24日、大宮アルディージャの公式ホームページに袴田裕太郎のインタビューが掲載された。ジュビロから移籍するにあたって、葛藤と覚悟があったことが判る。
印象的だったのは
「サッカー選手としての時間は決して長くはない」
というところ。
サッカーに限った話では無いが、プロスポーツ選手は現役でいられる時間は短いのだ。
裕太郎にとって夢だったジュビロ磐田への入団。
しかし、チーム事情やコンディションなどの影響で試合に出られない時間が続けば、やはり焦り・不安などの色んな感情が湧きだすだろう。
裕太郎のサッカー選手人生を考えたら、今回の移籍は尊重すべきだ。
ところで、プロサッカー選手の引退までの年齢はどれくらいなのだろうか?
ネットでプロサッカー選手の平均引退年齢を検索すると、だいたい「25~26歳」という数字が出てくる。
しかし、元サッカー選手の阿部博一さんの調査によると「25~26歳」というのは契約満了となる選手の平均年齢とのこと。実際には、その後リーグを落としながらプレーをする選手が多い。
従って、阿部さんの調査に基づくと、平均引退年齢は「30歳前後」と言えそうだ。
「30歳前後」という数字を突き付けられると、裕太郎の「サッカー選手としての時間は決して長くはない」という言葉は本当に切実だ。
全くサッカーに関係のない仕事をしている私は、30歳なんてとっくに過ぎてしまった。想像を絶する世界でアスリート達は戦っているのだ。
もちろん30歳を超えて活躍している選手もいる。
しかし、裕太郎も26歳。
常にケガと隣り合わせのスポーツだし、バリバリ体が動けるうちは試合で活躍したいと考えるのは当然だと思う。
大宮での活躍を祈る。
そして、また夢だったジュビロ磐田に帰ってプレーしてくれることを心から願っている。
それにしても42歳のヤットさんは本当にすごいわ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田そして袴田裕太郎のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
(トップ画:Phillip KoflerによるPixabayからの画像)
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