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『くさび』『はがす』って何?サッカー用語の独自の世界。

サッカーは学校での体育の授業以外はプレー経験の無い私。

「見る専」で、ジュビロ磐田や静岡SSUボニータの応援をしています。

以前、サッカー中継でよく出てくる言葉

「はめる」

という独特の言葉の意味がよくわからず、こんな記事を書きました。

このようにサッカーを見てると、独自の用語が出てきて、

「はて?」

と思ったことが何度もあります。理解すると「ああ、なるほどね。」となるんですが、その日本語の使い方が独特で面白いと感じます。

最も理解し難いと感じたのが、前述の「はめる」なんですが、それ以外でもこれまで疑問に感じたのが以下の言葉です。

「くさび(のパス)」
 前線の選手に、後方から縦パスを送ること。
「はがす」
 ボールを持った選手が相手選手をかわすこと。
「間延び」
 選手同士の距離が離れてしまう状況。
「絞る」
 守備側が中央を固めること、間隔を狭くすること。
「えぐる」
サイドの選手が相手ゴールライン近くまで上がり、そこからクロスボールをあげること。
「削る」
 相手の脚を蹴ること。

この中でも特に独特で上手い日本語だなと思ったのが

「くさび」

サッカーでの「くさび」の効果については、下記リンク先が詳しいのでそちらに譲ります。

くさびって、普段あんまり使う言葉では無いですが、ニュースで政治や外交の話題になった時、

「くさびを打ち込む」

なんて言葉がでてきますよね。同盟国や支持母体との関係を崩そうとする行為に対して使われます。

もっと語源をたどれば、くさびは

木や金属で、一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように作ったもの。

goo国語辞書より

木を割ったり、岩を崩したりするとがった道具のことです。

そこから転じて、サッカーで縦や斜めのボールを入れて、相手の陣形を崩す起点になる事を「くさび」に例えるなんて上手いなあ、なんて妙に感心します。


「はがす」

なんていうのも、唸る言葉です。

シールをはがす、など、ある物に付いたものを取り除く動作を表す言葉ですが、そこから転じてボールを持った選手にマークしてきた選手を交わす動作を「はがす」という言葉で表現しています。


このようなサッカーの独自用語がまとまったサイトや本はあまり無いので、サッカー中継でわからない用語がでてくると、ネットで検索してます。

その意味と共に使い方がわかると、サッカーを観る楽しみがグッと上がります。

「はがした後の、くさびのパスは上手かったよね」

なんて、使ってみたくなります(笑)


最後までお読みいただきありがとうございました。



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