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ジュビロ磐田 横内昭展監督 月間優秀監督賞受賞!
今回こそは
「あるんじゃないか。」
と思ってたんですよね。
ここ数日Jリーグの公式サイト何度も見に行ってたんです。
そしてついに7月18日に発表がありました。
🌟月間優秀監督賞🌟
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 18, 2023
【6月度】明治安田生命J2リーグ
横内 昭展 監督(ジュビロ磐田)@Jubiloiwata_YFC
受賞コメント・総評⏬https://t.co/A5GXpbUrYo pic.twitter.com/2L3jiA29xm
我らがボス!ジュビロ磐田 横内昭展監督が、2023年6月の月間優秀監督賞を受賞しました!
この賞はジュビロにとって本当に縁遠い賞だったんですよ。
対象月でほぼ全勝してなければ、まず選ばれません。
ジュビロがJ2優勝した2021年、年間5敗しかしなかったので、何度もチャンスはあったんですが当時の鈴木政一監督は一度も選ばれませんでした。
ただ今回Jリーグ選考委員会による総評を改めて読むと、勝利数だけじゃなくてその中身まで当然評価されます。
今回評価されたキーワードは
「限られた戦力」「若い力」
■「限られた力」
もう言うまでもありません。
2022年オフ、2023年夏、2回の移籍ウインドウで選手補強できないジュビロ。他のチームはガンガン補強する中、2023年のジュビロは厳しい船出となりました。
今でも救いだったと思うのは、2022年オフに大量の選手流出が避けられたこと。そして、鈴木海音、中川創、針谷岳晃、藤川虎太朗という期限付き移籍していた選手達が帰還してくれたことですね。
2023年1月9日、2023シーズン始動日。
YouTubeの【Go on.】episode1で公開されてますが、横内監督はミーティングの冒頭、
「このジュビロに残って戦ってくれるという意思表示をしてくれた事に感謝します。」
と言って、選手達に深々と頭を下げました。
ここから今季のジュビロはまさに「ゼロ」からスタートしました。
序盤戦は本当に勝ち切れなかったですね。
繰り返されるセットプレーの失点。試合終盤で耐えきれず失点。
勝ち点を落とす試合が続きました。
個人的に良い兆候が現れ始めたと感じたのは、5月3日のアウェイ東京V戦。スコアレスドローに終わった試合だったのですが、失点が続いていた試合にひとまず終止符を打つことができました。
なにより、この試合に駆けつけた関東ジュビロサポーターさんの応援が凄かった。DAZNで観ていたんですが、応援の圧を感じることができました。
アウェイ東京V戦、最後まで熱い声援を送っていただきありがとうございました。
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) May 4, 2023
GWにスタジアムへ足を運び、選手達を後押ししてくださる方々がこんなにも沢山いること、本当に心強く、嬉しく思います。
次節の千葉戦こそ、歓喜の瞬間を共にできるように。
これからも応援よろしくお願いします! pic.twitter.com/5XE3I2PbUI
アウェイ東京V戦から、直近のホーム藤枝MYFC戦までの14試合で、1敗しかしていません。
春の9連戦は負傷者続出したため非常に苦しい選手起用を強いられました。
夏の7連戦は2チーム態勢を構築し、毎試合フィールドプレーヤーを総替えして乗り切った横内ジュビロ。
今回の受賞は、ここまでの横内監督の苦労と選手の奮闘ぶりを評価してくれと思います。本当に嬉しい。
■ 「若い力」
今季のジュビロにとって、若い力の台頭が本当に大きかった。
補強できない事が逆にプラス面に働きました。横内監督はルヴァンカップの後半戦が消化試合になっても
「我々には無駄な試合などひとつも無い。」
として、J1チームと戦える貴重な機会と捉えました。
昨年は出場機会がほとんど無かった藤原健介は、リーグ戦初ゴールを決めるなどスタメン争いに食い込んできました。
古川陽介も今シーズン序盤は守備面に難があるとして出場機会がありませんでしたがしっかりレベルを上げ、夏の7連戦での「2チーム態勢」ではスタメンの一角を担うようになりました。
ルーキー後藤啓介は、開幕の鮮烈な2ゴールデビューを皮切りにチームの得点ランキング上位に。
レンタルバックの鈴木海音は得意のインターセプトを武器に最後列でゴールを守り抜き、アウェイ金沢戦ではJリーグ初ゴールも決めました。
更には、U-18の川合徳孟と舩橋京汰を起用したのは今後のジュビロにとって頼もしい限り。
川合徳孟は山本康裕のクラブ最年少出場記録を17振りに更新。
【 NEW CLUB RECORD 】
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) April 20, 2023
⚽リーグ戦最年少出場
山本康裕:16歳10ヶ月25日/2006.9.23 vs.大分
(聖隷JFC→ジュビロ浜北ジュニアユース→ジュビロ磐田ユース)
⚽🆕ルヴァン杯最年少出場
川合徳孟:16歳1ヶ月16日/2023.4.19 vs.横浜FM
(聖隷JFC→ #ジュビロ磐田U15 → #ジュビロ磐田U18) pic.twitter.com/9kv6HTOQPt
舩橋京汰は、天皇杯3回戦J1ヴィッセル神戸相手にトップチーム初ゴールをあげました。
ここまで若手が躍動するシーズンは、少なくとも私がジュビロを応援し始めた2019年以降では初めてだと思います。
しかも、しっかりJ2リーグで戦える戦力になりつつあります。
監督キャリアとして初めてのクラブに「ジュビロ磐田」を選んでくれた横内監督。
補強もできず、J2でリスタートを切るという厳しい状況。
まさに火中の栗を拾う形になったと思います。下手をすればその後の監督キャリアにも影響しかねない選択だったと思います。
それでも藤田俊哉SDの三顧の礼で来てくれた横内監督。
改めて感謝しかありません。
今回の受賞に対する横内監督のコメントです。
6月の月間優秀監督賞に選出いただいたこと、大変光栄に思います。この賞を受賞できたことは、一緒に戦ってきた選手・スタッフ・チームの頑張りがあってこそです。ただこれに満足することなく、次の試合に勝つことに集中し、チームとしてさらに成長してもっと勝点を積み重ねていけるように取り組んでいきたいと思います。引き続き、ジュビロ磐田への応援をお願いいたします。
今回の受賞は本当に嬉しいのですが、目標のJ1復帰を決めたわけではなく、まだ何も成し遂げていないのも事実。横内監督がおっしゃるようにこれから更に勝ち点を積み上げなくてはなりません。
次節のアウェイ群馬戦が迫っています。群馬はホームヤマハスタジアムでの戦いでジュビロに敗れているため、リベンジの気持ちで向かってくるはずです。きっと厳しい戦いになると思います。
この受賞をチームの励みにして欲しい。
そしてここから更に成長するジュビロの戦いが本当に楽しみです。
ジュビロ磐田と横内昭展監督のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。