背水の思い-杉本健勇-
25試合出場で無得点。
まさかこのような成績になるとは思わなかった。
ジュビロ磐田の杉本健勇。
大きな期待を背負いながらもここまで本当に苦しんだ。決定機は何度もあった。しかし、ことごとくゴールマウスに嫌われた。
昨年のJ2得点王となったルキアンが福岡へ移籍したのは本当に悲しかった。その失意の中で、杉本健勇がジュビロへ来てくれるというリリースが出た時は本当に嬉しかった。
これでルキアンの穴が埋まると信じていた。
しかし、開幕から9月まで杉本健勇からゴールが生まれることは無かった。
健勇の本音だろう。私も全く想像していなかった。
重圧なのだろうか?
健勇が苦しむ顔を見る度にかつてジュビロに所属した森島康仁さんの以下のツイートを思い出す。
去年までジュビロに所属して健勇と同じく背番号9を背負った小川航基もジュビロでは結果を残せず苦悩していた。しかし、現在の横浜FCでは水を得た魚のごとく活躍し、いまやダントツのJ2得点王だ。
森島さんが仰るようにジュビロの伝統ってやはり特別なのだろうか?
ジュビロの背番号9は想像を絶する重圧なのだろうか?
横浜FCで大活躍する小川航基。
ジュビロ磐田に移籍して苦悩する杉本健勇。
森島康仁さんの言葉。
私の憶測に過ぎないが、ジュビロのFW、特に背番号9は、必要以上に意識させてしまうものなのか?
もしそうなら、何とか軽減させてあげたいものだ。
それにはやはり1本のゴールが欲しい。
呪縛から解き放つきっかけが欲しい。
残りは僅か5試合。
しかもジュビロは最下位。J1残留がかかっている。
逆に言えば、最後にヒーローとなる舞台は整った。
健勇のゴールが見たい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と杉本健勇のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。