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ヤマハスタジアムが『笑顔の場所』であるように。|磐田市小学生一斉観戦授業
雨のヤマハスタジアム。
選手会長の松本昌也を中心に、ジュビロ磐田の全選手達がバックスタンド前に集まりました。その試合、勝利を勝ち取った選手達は、笑顔で溢れていました。
選手の視線の先には、磐田市の全小学5年生・6年生が集結したバックスタンド。
ジュビーロ磐田!
ジュビーロ磐田!
ジュビーロ磐田!
小学生達の大きな声でのコールが雨を吹き飛ばすくらいの勢いで振り回されるタオルマフラー。
毎年この光景は、涙が出そうになるんですよね。
グッときます。
それにしても、最近涙もろくなって困ります(苦笑)。
ジュビロ磐田30周年記念 Short Film Series 【Ourselves】。
2023年7月14日、episode 03が公開されました。
今回は、磐田市職員として長年『磐田市小学生一斉観戦授業』を支えている粟倉寛子さん。
今年の一斉観戦授業は、2023年5月13日に行われたザスパクサツ群馬戦。今回は一斉観戦当日の粟倉さんを密着した動画でした。
この試合は、私もヤマハスタジアム観戦したんですが、あいにくの雨でした。雨でもポンチョを着て懸命に応援する小学生の姿。晴れの日に観戦させてあげたかったですね。
2011年からスタートしたこの事業も今年で12回目(2020年はコロナ禍で中止)。
渡部修前磐田市長の時に始まった事業でしたが、当初学校サイドは、児童の安全面の配慮などから消極的な意見があったようです。
その経緯については2021年4月22日に公開された、渡部修前市長の最後の記者会見で述べられています(動画7:04~)。
何事もそうなんですが、前例が無いことを始めることって本当にエネルギーが必要だし、必ず反対意見がありますよね。
今では恒例になった一斉観戦授業も、実現に至るまでには学校と行政の間で多くの御苦労があったと思います。
粟倉さんは、これからの磐田市、ヤマハスタジアムについて
『笑顔の場所』であって欲しい
と仰っていました。
一斉観戦授業をきっかけに家族や友達がまたヤマハスタジアムに訪れて、ジュビロの試合を楽しんで、笑顔で帰ってくれる。
磐田市にはそんな財産があるんですよね。
私は静岡県の出身では無いので、このように「ヤマハスタジアム」を中心に子供のころからプロのスポーツを間近に触れることができる磐田市の子どもたちが羨ましく思いました。
そしていつもスゴイと思うのが、ジュビロ磐田の観戦を「授業」と捉えていること。まさにサッカーが盛んな静岡県磐田市ならでは。他の地域では、この発想や環境ってなかなか無いと思うんですよね。
私がジュビロ磐田を応援するきっかけも一斉観戦授業でした。2019年のベガルタ仙台戦です。
バックスタンドに詰めかけた小学生の大きな声援。ゴール裏ではためくサックスブルーの綺麗な大旗と響き渡るチャント。その非日常な空間を磐田市民の子供から大人までが作り上げている。
そんなヤマハスタジアムに通うのが大好きになりました。
毎年一斉観戦授業が続けられるのも粟倉さんはじめ磐田市職員の皆さんやジュビロ磐田のスタッフ・選手・監督の皆さんのご協力あってのもの。その御苦労に敬意を表します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。