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かんだ
2020年8月7日 23:45
「和菓子のアン」という小説を読んだのは、5年ほど前のことだろうか。特技もなければ夢もない、だけど食べることだけは大好き。そんな女の子がデパ地下の和菓子屋さんでアルバイトをし、様々な出来事や人、そしてお菓子に巡り会う物語だ。私はこの小説が大好きだ。テンポのいい文体、主人公の若さゆえの曖昧さ、社会の厳しさ、その中で優しく見守ってくれる人々、そして何よりも美味しそうな和菓子たち…これを電車の