生態心理学とリハビリテーション
今回は、今まで述べてきた生態心理学、知覚システムとリハビリテーションがどのようか関係があるのか?説明していけたらと思います。
今までの投稿をまとめると
・生態心理学は、人そのものだけを対象としてきたリハの分野において患者の症状や行為が環境と深く関係していることを示した。
・また、人-環境相互の関係に目を向ける必要がある事も同時に示した。
と考える事が出来ると思います。また、
人が重力場という環境で生きていくためには絶えず知覚を続けていく必要がある
そのために人は動き続けなければならず、セラピストはその支援を行える存在である必要がある
と僕自身は考えています。
首都大学東京の樋口先生は、学生時代陸上をしていてトラック競技での大会で結果が出なかったそうで、自分なりにトレーニングを見直して再び大会に臨んだそうです。
しかし、結果は出ず。しっかりと準備したにも関わらず結果が出なかった時に初めて競技会場と自分が練習してきた環境に目を向けるようになり、そこから環境、知覚への興味が湧き今があるとおっしゃっていました。(もし、違ったらどなたか訂正お願いします🤲)
課題の転移性などの問題はあると思いますが、環境が私たちの動作や行為にもたらす影響が理解出来ると思います。
理学療法士が評価、治療を行う中で人-環境相互について理解しておく事の重要性が伝わればありがたいです。
では、実際にどうやって評価を進めていくのか??
そこでクラインフォーゲルバッハの運動学について次回より話していけたらと思います。
お気軽に質問、ご意見等いただけたらありがたいです🤲🤲🤲