脳を知ろう②脳が行う情報のレッテル貼り
こんにちは。
今日は人が五感(触覚など)から得た情報を、どのような脳の経路で取り込んでいるのか?といった点を一緒に学んで行けたらと思います。
ここから、林成之先生の「脳に悪い7つの習慣」から一部引用させていただきます。
目から入った情報は、「大脳皮質神経細胞」が認識し、「A10神経群」と呼ばれる部分に到達します。「A10神経群」は危機感をつかさどる「扁桃核」好き嫌いをつかさどる「側坐核」言葉や表情をつかさどる「尾状核」意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」などが集まった場所です。ここで生まれるのが「感情」です。
脳の中では、入ってきた情報に対して「好き」「嫌い」の気持ちが発生し、「A10神経群」は情報に対して「この情報は好きだ」「この情報は嫌いだ」などと感情のレッテルを貼るのです。
この情報を認識する段階での結びつきは、非常に強いため一度レッテルが貼られた情報はその後の「思考」にも大きく影響し、その後の「パフォーマンス」にも大きな影響を及ぼします。
小さい頃を思い出すと、好きな授業の時間は凄く早く感じて、嫌いな授業は凄く長く感じたなどの思い出はありませんか?
これも、「脳のレッテル貼り」から自分の「思考」に変化が生まれ、プラスにもマイナスにも働いた結果だと思います。
こう考えると「声かけ」や「表情」「治療に望む態度」がいかに治療場面において重要な事か分かると思います。
脳が感情のレッテルを貼った情報がどのように処理され、「思考」に繋がっていくのか?は次回お話しさせていただきたいと思います。
何かご質問等ございましたらお気軽にいただけると幸いです🤲🤲🤲