2021年のありがとう
今年も終わりという事で、今年のマーダーミステリー活動の総括?をしていきたいなと。
と言っても、そんなに書くこともなさそうな雰囲気ですが、一応自分メモ的なものも含め。
制作作品:5本
・ロナエナ -厄災のギフト
アークライトさんより発売されている「ミステリーポータブルシリーズ」中のマーダーミステリー2本目。1本目の「消えたパンツと空飛ぶサカナ」は「マーダーミステリーを知らない人への導入と自分が求めているマーダーミステリーの演出的面白さ」というコンセプトで作りましたが、一方でこのロナエナは「2本目のマーダーミステリー」(1本目は是非「パンツ」で!という願いも込めて)かつ「バカバカしさって楽しさだよね」をコンセプトに書いた作品でした。
・漆黒の鎌鼬
こちらもアークライトさんより、「純白の悪意 Rebooted」の流れから、白黒三部作の2作目のリライト(テキストとゲーム、情報面すべて)をやらせていただきました。ローカライズ案件は大変なのですが、自分の考え至らないトンデモ設定などもあって、やっていて楽しいです。(最終的には修正してしまうこともしばしば)ローカライズや監修案件は元のコンセプトを崩さないようにがモットーなので、楽しんで貰えるかいつもドキドキしながら頑張ってます。
・加速する闇
こちらは、モアイディアスゲームデザインさんよりの依頼。朱鷺田さんのシナリオとシステムのコンセプトを継承し、色々とリライトさせていただきました。
ローカライズ案件と違って、朱鷺田さんという大御所の日本人作家の作品を恐れ多くも大胆にリライトしてしまい、漆黒の鎌鼬とはまた違った意味でドキドキでしたが、「任せます」と言っていただき、かなり自由に設定などグルングルンに「やってしまった」作品です。ただ、私自身面白いと感じた「朱鷺田さんテイスト」は残せたとも思っているので、朱鷺田さんファンの方に楽しんで貰えていると嬉しいです。
・六花と灰色の夢見草 & 日輪草のベーカリー
ゲームマーケット用に制作した2作品。
元々2作品同時リリースをしたかったのですが「なんでゲームマーケット合わせにしてしまったんだろう」とある意味後悔もあり(笑)ともあれ、色々な方に手に取っていただくにはゲームマーケットが最適なので、全体的には良かったなと。
「六花が空を覆うとき」その後の世界のお話で、公演に参加された方には、ちょっとした楽しさを入れ込んだ作品です。
特にエモくはありませんが(私が作るものはだいたいそう)推理をして、話し合って、楽しむというマーダーミステリーの根源的な楽しさを詰め込んだ初心者用作品というつもりで作りました。六花が空を覆うときを遊んでいただいた方にはぜひ、遊んでいただきたい作品です。
監修:1本
名探偵は君だ~怪奇都市伝説事件
dtvさんのドラマのお手伝いもさせていただきました。
「推理監修」という名目なんですが、やることは、出来て来たシナリオの推理部分にあーだこーだと会議で意見する口うるさい人ってだけです(笑)
特に、こちらのドラマは、物語&推理パートと解明パートに分かれていて、推理パートと解明パートまで1週間時間を置きます。2時間ドラマなら、そのドラマ中に推理していく形ですが、推理時間が1週間あるようなものなので、その1週間を考えて貰えるような(すぐ分かってしまわないくらいの)難易度と、出来るだけ理不尽にならない仕掛けを心掛けて打合せさせていただきました。
まあ、みなさんプロなので、全然できていましたし、本当に細かい部分の意見出しだったのですが、結構採用されて台本から修正されていたので嬉しかったです。
取材:2件
・最強ジャンプ SSR職業図鑑
「こんなレアな職業で食ってる人が居ますよ!」というコーナーで「マーダーミステリーのGMで食ってる人」みたいな感じで紹介されました(笑)
厳密には違うような気がしますが、これで小学生がマーダーミステリーに興味を持ってくれれば……くれるかな?
正直、最近は従業員の子に任せてしまっているので、あまりGMはしていないのですが2019年とかは、月に50回とかやっていたので……良いですよね?
・共同通信社
共同通信社の方より、日本のマーダーミステリーについて取材を受けました。正直、ちょっと結論ありきの質問も多かったのですが、出来るだけ間違いの無いように答えた……つもりです(汗)
英語の記事なので、ちょっと細かいニュアンスが私も図りかねるのですが、ぱっと見結構大胆に断言しているようにも見えて不安もあり(汗)
齟齬がなければ良いのですが!
他にも仕掛り案件が結構ありますが、とりあえず世に出たのはこんな感じでした。正直
もっと公演用作らなきゃ!
と思いました(汗)作って無いじゃん……仕掛りたくさんあるのに……
もちろんこれは「コロナ」という側面もあって、公演用の反応が薄いから後回しになってしまったこともあるのですが。
ということで、2022年はもっと公演用を作りたいと思います。頑張ります!
とりあえず、総括はこの辺で。
本当に今年もみなさんありがとうございました。
マーダーミステリーのみならず、ボードゲームカフェの方も12月はたくさんの方にお越しいただき、ゲームも沢山購入いただきました。
本当にありがたい。書きながら泣きそうです。
来年も色々と新しい事へのチャレンジや、楽しいコンテンツの提供を全力で
全力で!!
頑張りたいと思いますので、ぜひ、マーダーミステリーに於ける「トリックスター」および「かわぐちまさし」、そして、ボードゲームの「ディアシュピール」および「かんちょー」をよろしくお願い申し上げます。
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マーダーミステリー白書
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