"凡庸なラブストーリー"ってなんだよ
”飾らない笑顔で ありきたりなキスをして 凡庸なラブストーリーがちょうどいい”
SixTONESの5枚目のシングル「マスカラ」の冒頭部分である。
King Gnuの常田大希さんが作詞作曲を手掛けた作品なのだが、まぁ~妄想が掻き立てられるね。
”終わりがあるのなら 始まらなきゃよかったなんていじけてばかりで”
と歌詞は続く。
終わりがあるなら始まらない方が幸せだったと思うほど、別れがつらかったのにも関わらず、”凡庸なラブストーリー”が自分にとっちゃ丁度いいなんて強がってしまう。
1つの恋に終止符を打ち切れない
そんな弱さを前面に出した、なんとも魅力的な歌だ。
じゃぁ、”凡庸なラブストーリー”ってなんなのさ?
飾らない笑顔で、ありきたりなキスをすることなのだとしたら、
非日常が日常に変わってしまった瞬間から、”凡庸なラブストーリー”の始まりなのかしら。
でも結局、自分にとっては何もかもが特別だった。
失ってから気づくもんだな~みたいなニュアンスも見受けられる。
ありきたりな毎日に 足りて 足りて 足りない僕ら
ってとこもそう。
こんな歌詞を書けちゃうのすごいな~
だって、恋愛の歌詞って、しかもこんなに弱さを前面に出してる歌詞って、結構ネチネチしがちじゃない。
でも、そんな感じまったくないのがこの曲のすごいところでさ。
曲調も、SixTONESの声色も相まってそう聴こえてるのかもしれないけど。
聴けば聴くほど深みを増すし、何より飽きない。
だからすごい。
メンバーの京本大我くんが、この曲はすごく複雑だって言ってたけど、私は楽器とか全然だからわかんないけど、たぶん聴き飽きないってのが答えだと思う。
また素敵な人とSixTONESが出会って最高の作品が出来てしまったよ。
この世をまた、豊かにする芸術が生まれたんだなぁ。やんっ!
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