自己紹介-私が伝えたい知的財産のこと
はじめまして。弁理士の吉村哲郎と申します。
以前からnoteという場を通じて普段考えていることをお伝えしたいと思っておりました。今回、ようやくその第一歩を踏み出した訳です。
何を伝えたいと思っていたのかと申しますと、知的財産権法のことです。ただし、ちょっと違った視点から見たものです。
私たち弁理士は、知的財産を眠らせず武器にするための専門家です。そのための一般的な手法は権利を取ることです。次いで、特許権・実用新案権・意匠権・商標権に基づく差止請求・損害賠償請求・実施料支払契約を通じて利益をもたらします。
でも、そのことを考えるだけで本当に利益がもたらされるものではないと私は思います。
壮大な建築物を建てたければしっかりした基礎が必要です。それも建築物の荷重を支えられる強固な地盤にしっかりとつながった高強度の基礎が必要です。そんな基礎を作るには建設予定地の地質を良く理解していなければなりませんし、建築物の荷重に見合う基礎の大きさを計算できなければなりません。
知的財産によって利益をもたらすことについても同じです。アイデア一つで実施料がたんまり入ってくるということは稀です。知的財産で利益を得るなら、当たり前のことを合理的に組み合わせるのが一番です。私はそう思います。
当たり前のことを合理的に組み合わせるための手法を伝えることで、これまで見えていなかった知的財産が会社の利益に貢献するようになったり、知的財産権への投資を適切に行えるようになったりしたならば、私にとってこれに代わる喜びはありません。
ぜひ、当たり前の組み合わせ方についてちょっとご投資いただき、見えていなかったものに出会っていただけたらと思います。
このアカウントでは主として知的財産のことを紹介させていただきます。でもそれだけでは硬くなってしまうので、知的財産以外のことも書きたいと思っています。そちらについてもご覧いただけましたら幸いです。