つよいつよい呪詛

 大嫌い。

 個を識別するための記号としての役割にしては度がすぎるほどの力を持ちすぎている。
 生まれて1番最初につけられる呪い。
 それがあまりに強すぎて、わたしは私であるための呪いを好き好んで自分にかける。
 こしのと呼んでくれる人、かんばいと呼んでくれる人、こしのかんばいから連想される呼称で呼んでくれる人。そのひとたち全てに私は生かされている。
 ありがとう、世界一幸せにするね。
 
 大好き。

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