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民衆の敵

イプセン 民衆の敵
札幌座の公演が一カ月に迫りました。

イプセン、ノルウェー生まれ。
生まれた家は裕福だったが没落。
15歳から働いて20歳から戯曲を書いて上演。自費出版してます。
大学受験に失敗し、労働運動をしていましたが、運動弾圧の流れの中、運良く検挙されず1851年にノルウェーのベルゲンの劇場の作家兼舞台監督に就任。六年間滞在中に五編を上演しますが、あんまり受けなかったようです。
64年にイタリアで生活をして劇詩「ブラン」で牧師の「全か無か」と叫ぶ演劇で好評を得ます。次の喜劇「ペール・ギュント」でも成功。19世紀の演劇的作品と評されます。
ミュンヘンへ行きリアリズム劇へ転向し「社会の柱」(1877年)、「人形の家」(1979年)、「幽霊」(1881年)、「人民の敵」(1882年)と社会ネタにした演劇を発表し、男性社会に押し込まれた女性を書いているので、日本でも第二次大戦以降の女性解放運動も手伝ってイプセンブームがあったんだそうです。

ここまではネットで調べただけのもの。
今回は「民衆の敵」(人民の敵)。温泉で経済が潤う街に奇病が発生します。それを告発しようととある医師はしようとするのですが、街の人々によって押しつぶされそうになるのです。

札幌座では2024年11月8日から11月14日ジョブキタ北八劇場で公演するのですが、北八劇場が出来上がる時に「西11条のアリア」と新作を上演する事を約束。今回の上演になりました。
斎藤歩氏が送る北海道演劇財団が民間の有志を募って作る演劇を超えた、観劇して世界を覆して射る作品をしたいとイプセンに。

hitaruでは「北緯43°のリア」札幌の演劇人を札幌から引き離して合宿形式で演劇人の育成。(私は観てないけど)

今回はベテランの役者勢に声をかけ、ゴツゴツとした仕上がりなのだそうです。

全編脚本を上演すると三時間越えなのですが、コンパクトにまとめて一時間四十五分になるそう。

北海道も温泉で経済が回っている市町村がありますよね。民意とはどのように形成され、民意を持っている我々はどうするべきなのか。

チラシの裏側


チラシの表側。

札幌座くらぶに入ってしまったので、一回無料で見る事が出来るけど、何回どのようにしと見ようか迷ってます。

笠木誠さんが良い滑稽みがある役者さんなんだそうです。

まだ、全回売れ切れてませんが、土曜日の昼だけ売り切れそうなんだそうです。

北海道演劇財団を通して購入すると前列になるんですってよ。
斎藤歩氏の体調にはらはらしながらも、あなたも観に行きませんか?

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