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まるで完熟フルーツ・ブラジル産コーヒーは初めてと称賛される「フルッタ・メルカドン」が飲みたくなるお話|金澤屋流お家カフェVol.41
フルッタメルカドン。なんともインパクトのあるネーミングではありますが、コーヒーにつけられた名前でございます。その味わいは完熟フルーツに例えられ、従来のブラジル産コーヒーの持つすっきりとした苦みとは程遠い味わい。2019年に発売が始まってから毎年この時期に入荷する特別なスペシャルティーコーヒー。フルッタ・メルカドンを紹介します。
「フルッタ・メルカドン」とは?
頼もしいネーミングですが、コーヒー豆の事です。意味は、「フルーツ市場」と名付けられたコーヒーをどのようにイメージしますか?( ‘o’)
どんなコーヒーと思い飲んでみると…ブラジルコーヒーの印象とは離れ
エチオピアやコスタリカなどのフルーティー系の味わいを持っているからびっくり。まさに「こんなブラジルコーヒーは初めて!」
フルッタメルカドンを淹れてみると…どんな味?
その味わいは、強いベリー系やシトラス系の酸味、完熟フルーツのような甘み、パッションフルーツ
トロピカルフルーツやメロン、ピーチなどの甘いフルーツもお目見え
後口には、コニャック、ブランデー、ウィスキーなどの洋酒のようなフレーバー
冷めていく中でその味わいの変化も様々。美味しさを実感していただけると思います。まさにフルーツ市場。
フルッタメルカドンのフルーツのような味わいの秘密
それは、コーヒーチェリー収穫後の特殊な精製方法にあります!近年、スペシャルティーコーヒーブームで産地でも、風味特性の個性が出る
精製方法が色々と開発されています。つまり人の手が加えられ更に結果として味や風味に特別な味わいが。今回もコーヒーの持つ天然酵母をコーヒーチェリーに加える事で新たな香味が生まれました。
数年にわたり、研究開発された新しい試みによって生まれたコーヒーです。年に一度の収穫期に、何通りもの研究を試み繰り返してきたそうです。
普段私たちが飲んでいるコーヒーになるまでには長い道のりがあるのです
コーヒー豆が飲めるようになるまでには
長ーい道のりがあるって知ってましたか?
↓
コーヒー豆の収穫
↓
精製
↓
選別
↓
梱包輸送
↓
焙煎
↓
抽出
と過程を見ると、私達が知っているコーヒーはほんの一握りの部分ですね。
コーヒーの豆は、珈琲の木からなる実の種です。収穫した実から種をとりだし、輸送や保存に耐えれるように洗って生豆の状態にするのか?
その方法がいくつかあり
その種の取り出しかたによって味が大きく変わることがわかっています。
お国柄色々と精製は、気候や経営事情もありますが、
思いがけず独自のスタイルで希に風味に類まれな個性が出ると発見することもあるようです。
コーヒーの精製方法って??
精製には大きく分けて2つ。
水を使うか使わないか。
水を使うウォッシュド
水を使わないナチュラル
ウォッシュド(湿式)
取り出した種を発酵槽にいれてぬめりをとりきれいに水洗いし乾燥させる。
不純物がとりにぞかれ洗練されらクリーンな味わいになります。
対して
ナチュラル(乾式)
摘んだコーナーですチェリーの果肉をつけたまま乾燥させる。脱穀。
果肉感が残りワインのようなフレーバーが出ます。別名ワイニープロセスとも言われています。
味に厚みが出て甘味が出る。
とウォッシュドとナチュラルの違いは、最近いらっしゃるお客様も興味があるようでよく聞かれますね。
なじみ深くなった精製の更に他があり…
その中間のセミウォッシュド
チェリーを収穫、水洗いし機械で果肉除去し乾燥させる。クリア感は、ウォッシュドほどでないが味に厚みが出る。
(=゚ω゚)ノ
実際に収穫後の精製までは、日本にいると見れるわけではないのですが…
やはり、精製の違いは1杯の珈琲の香味にかなり影響を与えます。
同じ分類の精製方法では、同じような口当たり香り、舌ざわり後味を感じます。産地の特徴の他、精製の違いでもカップが変わる。
熟練したカッパ―ほど、そんな微妙な違いや更にいい味コーヒーのバランスを崩す味わいも鋭く感じる味覚を持っています。
そして、近年注目されているハニープロセス。
ハニーと聞くと甘いイメージ。
そんなはちみつとは関係ないのですが(-_-;)
コーヒーの精製方法の一つでその香味特性はとても特徴があり飲んでわかりやすい。
コスタリカのスペシャルティコーヒーで最近よく出会う製法です。
ハニー精法と呼ばれるもの。
乾式と湿式の折衷型。
ここ数年で、市場にも出回り定着してきたハニー製法のコーヒー。ハニーの中にも更に細分化して製法が分かれていきます。長くなりそうですのでそのお話はまた別の機会に。
コーヒーってどう育てるのか、どう精製するのかによっても性格が変わる!
もともとの性格はあったとは思いますが、このブラジル産コーヒーの試みがあってのフルッタ・メルカドンならば、人の手によって後付けされる個性の可能性は未知とも言えますね。
コーヒーは、飽きが来ません。
期間限定品となりますので、ぜひご賞味下さい。
お値段も買いやすくなっております。
弊社の実店舗の販売店では、リピーターが多くコーヒーが発売されるのを待っている方が沢山いらっしゃいます。コーヒーらしい苦味系ではありませんが、気分転換に飲んでみるのもお勧めですよ。