015 恐竜
タイムマシーンがあったら、過去に行くか、未来に行くか?
よくある、もしも話ですね。
みなさんは、どちらにタイムトラベルしたいですか?
わたしは、過去に行きたい。そして、恐竜を見たい。
アメリカ自然史博物館の恐竜図鑑も持っているし、恐竜のドキュメンタリー番組は見逃さない。
もういい大人だけど、夏はジュラシックパークのTシャツ、冬はブロントサウルスのパーカーを愛用している(毎日、着ているわけじゃないですよ。念のため)。
それくらい、恐竜が好きだ。
タイムマシーンがあるなら、ジュラ紀、白亜紀の草原に行って、恐竜が闊歩する姿を、是非とも間近で見てみたい。
恐竜には、ロマンがある。
まず、顔は、蛇やトカゲのような爬虫類に似ている。肉食恐竜のびっしり生えた鋭く大きな歯は、ワニを連想させる。
現存する生き物に似ているところもあるが、「なんでこうなったの?」と思わずにはいられない、恐竜独特の特徴も多い。
たとえば、ステゴサウルスの背中の三角形のプレート。アンキロサウルスのトゲトゲの装甲に尻尾のハンマー。
こんな生き物、動物園では観られない。
そして、恐竜最大の魅力と言えば、その巨体。
犬くらいの小型恐竜もいたが、アルゼンチノサウルスのような一部の竜脚類は、全長が三〇メートル以上に達したのでは、と考えられている。うそみたいに、大きい。
我々の想像を超えた存在であるところに、ロマンを感じるのだ。
そして、世界中で研究されている恐竜だが、まだまだ分からないことが多い。
このミステリアスさに、さらにロマンを掻き立てられ、いくつになっても恐竜から目が離せない。
残念ながら、タイムマシーンはないので(まだ存在しないと言うべき?)、生きた恐竜を見ることはできない。けれど、化石はある。
ということで、福井の恐竜博物館に行ってきた。
北陸に住むなら、ここには、是非行ってみたかったのだ。
福井県立恐竜博物館は、世界三大恐竜博物館のひとつ。
ドーム型の広い展示室にずらりと半円形に並ぶ、恐竜たちの骨格は、圧巻だった。目の前にある太古の地球の覇者の姿に、ぞくぞくした。恐竜好きとしては、一日中いられる場所だ。
そこに展示されている五〇体の恐竜の全身骨格のうち、一〇体が本物の化石を使った骨格である。
レプリカと本物の見分け方は、金属のフレーム。
本物の方は、太い金属のフレームでしっかり支えられている。よく見ると、ひび割れやかけているところがあったり、骨の長さがまちまちだったりするので、見分けがつく。
この博物館のおすすめは、ティラノサウルスの大腿骨。
レプリカではなく、本物が、なんと触れます。ちょっと目立たないところにあるので、探してみてください。ティラノの大腿骨のさわり心地、知りたいでしょう?
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