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026 ハムスター その4(先代ハムスター、ぷんまるのこと)
『014 ハムスター』で、りこちゃんは二代目のハムスターだと書いた。
初代のハムスターは、ジャカルタで飼っていた。
ローカルのペットショップで購入した子で、4万ルピア、日本円だと320円くらいだった(外国人価格)。
あるYouTuberさんのペットチャンネルに影響されて飼い始めたのだが、エサを食べている姿を上から見るとまん丸だったので、「ぷんまる」と名付けた。
ジャンガリアンのパンダ柄(実際は、白地に黒い模様のウシ柄)と記事では紹介したが、ぷんまるを観察していて、気になっていたことがあった。
「この子、ほんとうにジャンガリアン?」
まず、大きさはジャンガリアンだけど、身体はシュッとしていて、顔がとがっている。しっぽは、りこちゃんのようにボンボンみたいなまるではなく、絵の具の筆みたい。
そして、性格。ジャンガリアンは、温厚で人懐っこい性格の子が多いそうだが、ぷんまるは真逆だった。
「もしかして、キャンベルハムスターという種類ではないか」と、うすうす思っていたが、ネットで調べてもはっきりしない。
ジャンガリアンかキャンベルかで、飼育の仕方が変わることもないそうなので、気にしないことにしたのだった。
今さらながら、「ぷんまるはどっちだったんだろう」と、興味がわいたので、図書館で調べてみた。
ペット関連のコーナーで、ハムスターの飼育本を十何冊か本をペラペラすると、見つけた!
ある本のキャンベルハムスターの紹介に、ぷんまるにそっくりな子が写っている。
説明を読むとぷんまるの外見の特徴は、キャンベルのそれと一致。やっぱり、あの子はキャンベルハムスターだったんだ。
警戒心が強く、初心者には向かない、と書いてある本もあった。なるほど……まちがいない。
ジャンガリアンとキャンベルの見分け方について、見た目と性格の違いについて言及する本が多かったが、思い返すと、動きにもそれぞれ特徴がある気がする。
たとえば、ジャンガリアンのりこちゃんは、昼間はのそのそゆっくり動く(ハウスに戻るのは速い)が、キャンベルのぷんまるは、昼間でもせわしなく動きまわることが多かった。どちらかというと、ハツカネズミっぽかったような。
まあ、いずれにしろ、素人には判断がむずかしいそうです。
ハムスターのブリーダーになって、何百匹と育てたらわかるようになるのかも。
一軒家に住んで、ハムスター専用部屋をつくるのが、わたしの夢です。叶いそうもないけど。
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