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Ep.2.5 みゆうとれいの夜電話(SOGI研はどうやってできたの? / みゆうが入ったきっかけは?)【ポッドキャスト文字起こし】


番組概要

「今週末、SOGI研とポットラックしない?」略して「週末ポットラック」は、金沢大学SOGIESC研究室の学生による番組です!

ポットラックとは、参加者それぞれが好きな料理を持ち寄って、みんなで食べるパーティーのこと。この番組では、SOGIESCを中心としたさまざまなテーマで、私たちSOGIメンの素直な気持ちを美味しくシェアしちゃいます🧠

SOGIESCにまつわる悩みや、ちょっとしたモヤモヤを抱えているかもしれないあなたに...すぐ隣でそっと寄り添うSOGIメンの等身大をお届けします。

「最近もやもやしたことをだれかに聞いてほしい」
「SOGIメンはこれについてどう考えるのかな?」
「SOGI研にこんなイベントをやってほしい!」

などなど、お便りもいつでもお待ちしていますよ💭
あなたにとって、「週末ポットラック」が、日常のほっと安心できる居場所になりますように☕️

番組へのお便りは下のマシュマロからお送りください💌⇩
(ラジオネームを記載いただくと、一緒にご紹介させていただきます!)

Ep.2.5の音声配信はコチラからお聞きいただけます🎧⇩

Ep.2.5 みゆうとれいの夜電話

今回はEp.2の番外編です!(Ep.2.5 参加メンバー:みゆう、れい)

~着信音~

みゆう:どうですか、他なんかありますか、聞いてみたいこと?お互いに聞きたいこととかありますか?

れい:入った経緯? もし、言いたくなかったら全然いいんだけど・・・・・・


みゆうがSOGI研に入ったきっかけは?


みゆう:
いや、全然!えっと、小さい頃からドラマを見るのがすごい好きで、親の影響があるんですけど、好きで。

その過程で女性同士の恋愛、世間で言う「百合」っていうジャンルがすごい好きになって、中学生ぐらいの時に。その時に周りはなんか意外とBLとか流行り出した時代やって。なんかすごい自分もそういうジャンルが好きやったし、高校生になった時もずっと好きなまま、高校生とかになって、

その時に、ツイッターのあるツイートで、そういうものを消費し続ける、消費・・・・・・例えば「百合とかBLとかを、そういうコンテンツとして消費し続けることは良くない」みたいな内容のツイートを見た時に、なんかめっちゃ衝撃やって。その時に、あぁ私がやってきたことって、ただただそういう「本当にいる人たちの存在を消費し続けてきた」のかなってすごい思うようになって。

そっから、 じゃあまず自分は知らなきゃいけないかなと思って、ジェンダーに興味を持つようになって。そうやって高校3年生になった時に、私将来何したいんかなって思った時に、私はドラマが好きだから、ドラマを作る仕事をしたいなって思って。その時に、ドラマは異性愛ばっかりで、私が好きなジャンルはないなって思って、もう単純にその時は。そういう 1つのジャンルにとらわれない作品を作るってなった時に、そういうクィア作品がもっと増えたらいいな、そういうの作る方に回りたいなって思って、そういう大学を探してたんです。

そういうジェンダーの勉強ができる大学を探してて、 受験をしようと思って決めた志望校があったんですよ。そういう勉強ができるところ。なんか、お茶の水女子大学にすごい行きたくって、第一志望がそこで。もう本当にジェンダーの勉強をしたくて、そこに行きたいんだってもう先生に言いまくって、本当に頑張ってめっちゃ勉強したんですけど、うまくいかなくて。

で、そしたらなんか、「ジェンダーの勉強ができる大学」って調べたら、金沢大学のこういうLGBTQ+に関する授業やってるよみたいなチラシ・・・・・・知ってます?なんかそれがヒットして、それ見て金沢大学に入ったんですけど、

https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/LGBTQ_leaflet.pdf

れい:うんうん。そうなんだ。

みゆう:なんか全然金沢大学のことなんも知らんくて、ほんとにこのつい何ヶ月前まで。で、入ってみたら、あれ、なんか「SOGI研」ってサークルあるよ、みたいな。なって、ツイッター見て、 タイムラインとかわーって見て、「あ、めっちゃ私のしたいことと一緒やん!」と思って・・・・・・っていうのが入ろうと思ったきっかけなんですけど。

れい:そうなんだ~。

みゆう:そうなんです。長くなって、私の生い立ち話になっちゃったんですけど・・・・・・。

れい:わぁ、いいね。

みゆう:そんな感じです。だから、そういう風に消費しないような、自分がもっと知って、何か活動できる方に回らなきゃいけないって思ったのがきっかけです。

れい:お茶女、結構そうだよね。そういう授業多いよね。なんか結構、僕が個人的に仲良くしてくれてる子とかもお茶女の子がいて。結構やっぱ東京ってそういうイベントとかが多いから、そういうところに行ってとか、すごい活動的に行動してる子たちがいて、

めちゃくちゃ影響を受けて頑張ってます。なんか東京でそうやって頑張ってる子たちがいるから、金沢でも頑張ろっかなって思ったりすることもあるし。だからね、いいよね。そっかそっか。

その、最初にいわゆるBL作品とか「百合」って言われるような作品に はまったきっかけとかってあるの?

みゆう:きっかけは、とある作品があって、その作品が本当に好きで、親も好きで、もうずっと追ってたぐらい好きな作品があるんですけど。

その作品のいわゆる「二次創作」っていうものがあって、 それで、女の、なんか綺麗な絵の作品があって、その二次創作っていうジャンルの中に。すごい綺麗な絵だなと思って見た漫画が、そのドラマの中の女性ふたりの恋愛を描いた作品やって、「あ、こんな、男女だけじゃないんや」みたいなところから始まって、なんかハマっていったみたいな感じです。

れい:そうなんだ。あるよね結構、同人誌とかね。なるほど・・・・・・あ、なるほどとか言っちゃった。

みゆう:なるほど~(笑)

れい:「なるほど」はもう禁句ワードやからね。

みゆう:「なるほど」って終わっちゃいますもんね(笑)

れい:そう、なるほどで終わらせるのはよくないよね(笑)

みゆう:っていう話をさっきしましたよね(笑)


SOGI研はどうやってできたの?


みゆう:
レイさん、SOGI研をなんで作ろうと思ったんですか?

れい:なんか最初は「SELF」っていう、1年生からずっとコミュニティに入ってるんだけど。それは性的マイノリティの当事者の人たちと、 アライの人たちがこう、一緒にいろいろモヤモヤについて話したり、一緒にカラオケ行ったり、合宿行ったりとかやって、 イベントもしたりっていうような団体やったんやけど。

れい:なんかそれに入ってたから、学生メンバーみたいな形で、金沢大学の、あ、言っちゃったら結構、批判っぽくなっちゃうな・・・・・・

みゆう:ははは(笑)大丈夫ですか?

れい:いや、いいや!うん、いいや。「ダイバーシティ推進機構」っていうのがね、できた時があって。できた時があってっていうか今もあるんだけど。それができた時に、その会議に学生メンバーとして、自分とみずきと、あともう1人一緒に出てたんだけど。その時に、やっぱりこう話の中で、「いや、そうじゃないだろう」って思うような場面だったりとか、

金大の中で、理解、って言っていいのかわかんないけど、そういう知識だったりとかっていう部分が欠けてるなって思うような部分もあったし。あとは、やっぱり学生がもっとオープンな形で性の話だったりとかSOGIの話っていうのを、安心してできるような居場所があったらいいなっていう風に思って、自分も含めて思ってたから、

だから、SELFみたいなコミュニティの形じゃなくて、 もっとたくさんの人に来てもらって、そういう話ができるような場所を作ろうっていう感じで思ってたっていうのがきっかけですね。でも、自分だけじゃなくて、やっぱり今携わってくれてる世話人教員の方々も主導になって、一緒にここまでやってきたっていう感じですね。

みゆう:おおお、そうなんですね。

れい:そうだね。まあきっかけに過ぎないけどね、そういうのは。

みゆう:最初はレイさんとミズキさんの2人で始めたんですか?

れい:そうだね・・・・・・最初は、早稲田に「GSセンター」ってあるんだけど、Gender & Sexuality センターっていうのがあるんだけど、それを1回見に行ってみようっていうのと。あと世話人教員の方が、早稲田のね「Ally Week」っていうのがあるんだけど、そこの中の1個のイベントに登壇するっていうのがあって。

それで、一緒に見に行こうって言ってくれて、3人で東京に行ったことがあるんだけど。それが結構、なんていうか、 きっかけだったから、そういう場所があったらいいなって思ったの。だから最初3人で「やろうぜ」みたいな感じになって、やるんだったらミズキも来てくれるよね~っていうので(笑)SELFに入ってたから、ミズキも。だったから、4人で始めて、ちょっとずつ今メンバー増やしていって・・・・・・っていう感じかな。

みゆう:うんうん、なるほど・・・・・・あ、そうですね(笑)

れい:(なるほどって言っても)いいんだけどね(笑)

みゆう:でも、なんか全然知らなかったです。SOGI研、なんか結構そんな新しくできたものやって知らんくて。

れい:あ、そっかそっか。そうだよね。

みゆう:でも私はなんか、SOGI研があるってことを知った時に、めっちゃ嬉しかったです。本当に嬉しくて。その時は、自分が行きたい学校に行けなかったショックの方がでかくて。その時に「やりたいこと、ここでもできるやん」って思ったのがこのサークルやって。で、行ってみたら、ほんまに楽しいし、

れい:わぁ、それもあって、今すごい頑張ってくれてるんだね。あ~嬉しい。 すごく嬉しいし、なんか期待できるね、これからに。

みゆう:終わらせたくないなって本当に思います。 なんかよく聞くじゃないですか。作ったはいいけど、なんか4年ぐらい経ったら、その時に作った1年生がいなくなって、なくなっちゃうみたいな。自然消滅みたいに。それはちょっと惜しいな~って思うんで、頑張りたいなっていう所存でございます。

れい:ありがたい。ありがたいけど、無理しないでね。

みゆうがこれからやってみたいイベント


みゆう:
他に何かありますか?なんか、聞いてみたいこと。

れい:なんかこれから、「こういうテーマでイベントがしたい」とか。急に言われても困るかもだけど・・・・・・

みゆう:いや、そうですね。私はもう本当に、多分、これはもう答えが見つからなくて、多分大変だと思うんですけど。

Q1の「現代社会と人権」っていう授業で、最終レポートがあったんですけど。その時に私はトランスジェンダーの、トランスジェンダーっていうキーワードにいろんなことをレポートで書いたんですけど、その時になんか、すごい難しいなって思って。

今は意外と、レズビアンとかゲイとかは、意外とその、メディアとかでも取り上げられてるから、 受け入れてもらってるような気がする・・・・・・他と比べてっていう視点で言うと、意外とみんな浸透してきてるんかなって思うんですけど。

なんか、未だにトランスジェンダーの方に対する風当たりが強いというか、強いし、なんかその、お風呂とか、トイレとか、そういうことで、 SNSで意外とまだ議論がすごい巻き起こってたり・・・・・・

なんかそういうことを、ちゃんと考える時間と機会が欲しいなっていうのは、自分のやりたいことっていうか。正しく理解する時間と機会があったらいいなって思います。てか、誰か教えてほしいな、みたいな。

れい:うーん、うんうん。

みゆう:勉強会ですかね、じゃあそうなると。なんかイベントっていうより、勉強会がしたいです。

れい:そっかそっか。なんかやっぱり、なんだろう。そういう、SNSで、すごく間違った情報が流れてるっていうのが結構あると思うんだけど。例えばさ、お風呂にね、手術してないトランスジェンダー女性の人が、入ってくるんじゃないかみたいなのとかが、勝手な憶測とかですごく広まってて、

で、どんどん、トランスヘイトみたいなのがすごく巻き起こってると思うんだけど。でもさ、それは今はさ、ありえない話なわけだよね、今。

みゆう:そうですよね。

れい:うん。それで例えばだけど、もし議論するってなった時とかに、「そういう人をお風呂にいれるべきか否か」みたいな話をしたい人ってめっちゃいると思うんだよね。

でもさ、その人たちってさ、トランス(ジェンダー)の人たちの、 これまでどういうふうに扱われてきたかとか、どういう経験してきたかとか、そういう歴史とかはすっ飛ばして、そこの部分だけにすごく興味を持って、関心を持って、議論したい人たちだと思うんだよね。

だから、そういうトピックを扱うってなったら、ものすごく実はすごく大変なんだよね、やっぱり。だから特に、やっぱりその、トランス(ジェンダー)当事者じゃない人たちがそういうことを集まって議論するっていう場合は、すごくこう、危険が伴うわけだよね。ってなるとかなり、それを考えたいっていう気持ちはすごく大事だと思うんだけど、めちゃくちゃ勉強する必要があるし、

誰と一緒に議論するのかっていうのも選ぶ必要があるし、それをする目的とかっていうのもしっかり考えて・・・・・・で、本当にそれ(その議論や勉強会)がトランス(ジェンダー)の人たちにとって いいことだよねってなった上で話さないと・・・・・・すごく難しいよね。確かに。

みゆう:ああ・・・・・・ハードル高いですね、じゃあ、だいぶ・・・・・・

れい:そうだね。何を話したい・・・・・・勉強会、勉強会はね、確かにね、

みゆう:一方的、なんか、なんでしょうね。議論っていうよりは、なんか、何をどう、どれが正しい情報で、どれをどう理解するべきかの取捨選択が自分でできなくて、今のところ。なんかそこが難しいなって。なんかいつも最近ツイッターとか見てると思うんですけど。

れい:うーん、そっかそっか。

みゆう:なんか難しいなって・・・・・・ほんとに。


みゆう:私もう1個やりたいイベントは、SOGI POW!めっちゃ楽しかったので、 違うテーマで・・・・・・

れい:おっいいね。

みゆう:「推しと好きの違い」やりたいです。

れい:あ~この間ちょっと話したよね。

みゆう:それは、多分ほんとにわかんない人めっちゃいると思うなって思って。周りでもなんか結構聞くんですよ。友達に、「なんか推しとさ、好きって何が違うの?」みたいな。でも、いや、わかんないわかんない、わかんない!って

れい:へ~(笑)

みゆう:なっちゃうから、みんな。じゃあそれで次はイベントやってピザ食べてやりたいなって思います。

れい:いいね。確かに、なんか推しは結構いる人もいるじゃん、結構さ。だからこそ、結構みんな興味あるトピックかもしれないし。いいね。


れいが卒業までにやりたいこと


みゆう:
私からじゃあレイさんに質問で、 もう4年、もう卒業しちゃいますか?しないですか?

れい:そうだね。しちゃうね。

みゆう:しちゃいますか。しちゃう・・・・・・じゃあそれまでにやりたいこととかありますか?SOGI研の今のみんなで。

れい:うわ、なんやろ。遠出とかかな。なんか1回SELFでは、合宿したことがあるんだけど。

みゆう:え~!楽しそう。

れい:そう、めっちゃ面白かった。人狼、めっちゃ一晩中人狼して、次の日水族館とか行ったりしたんだけど。

みゆう:わ、いいですね。

れい:そうやってさ、なんかさ、ウチらはお互いが仲良くなって、安全なコミュニティになるっていうよりも先に、 SOGI研での活動をさ、スタートさせた部分があるじゃん。だから、なんかお互い全然・・・・・・まだ知らないよね。

みゆう:ですね(笑)

れい:だからなんか、お話する時とかも、「これ言って大丈夫かな」とか、これ言って、なんか、なんだろう、 「自分が傷つくことにならないかな」とか、「誰か傷つけることにならないかな」みたいなのがすごく不安な気持ちになりながら喋ってる部分が多分、誰しもあると思うから、なんかがっつりみんなでしっかりこういう感じで喋る時間をもっととって、てできたら。

で、みんなが安心して過ごせるような場所になったらいいなっていう風に思ってますね。

みゆう:いいですね。合宿めっちゃ行きたいです。

れい:合宿行きたいよね。合宿いいよね。なんかコテージとか借りてね。

みゆう:わー素敵。

れい:そう、泊まったりしたんやけど。

みゆう:グランピングとか、

れい:グランピングとかいいよね。

みゆう:同じ釜の飯を食べるみたいな。

れい:(笑)そうだよね。大事だよね。やっぱみんなでご飯もっと食べた方がいいよね。

みゆう:ですね。食べたいです。

れい:うん、食べよう食べよう。

みゆう:カラオケも行きたいです。

れい:カラオケ行きたいね。

みゆう:カラオケ本当に行きたくって。なんかもっと仲良くなりたいなって思います。

れい:もっと仲良くなりたいよね。どうしたらいいのか。

みゆう:なんか企画します?

れい:あぁいいね。どういう感じの、イベント?

みゆう:イベント、イベントですね。

れい:自分たちのね、なんか内々イベントが欲しいよね、1個。

みゆう:じゃあまあ、乞うご期待ということで。何か企画しましょう。今後ミーティングで。

れい:うん!そうしよう。

みゆう:はい。

~着信音~

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