ココロオドル

コロナに感染した。

コロナの危険さをこの身で体感した。

40℃を超える熱が長時間出続け、朝も昼も夜も頭が痛くて全然寝れない。

熱が下がったと思ったら、喉が腫れすぎて声がうまく出ない。

10日間ずっと同じ景色の同じ部屋に篭りっぱなし。

何をやる気も起こらない。

今日久々に外に出た。

やっぱりコロナは危険だ。

感情をあまり表に出さない、自分の感情に無頓着なこの俺が、
「あー、この世界って確かに素晴らしいなあ」
なんて、今書いてても恥ずかしいことを物凄く感じてしまうのだから。

寮の玄関で事務室の人に会って、10日ぶりに生で人を見て喋って、たまたま同期に会って、たわいのない話をして。

近所をお散歩して、人混みを歩き回って。

社会人になってから週一ペースで行ってるサウナに久しぶりに行って。

ジリジリと突き刺さるような夏の日差しを感じて。

近所の公園をお散歩しながら、裸足で駆け回る子供を見ながら、老夫婦が微笑んでるのを見て。

洋楽を聴きながら、リズムにひっそり乗りながら、夏の夕方の気持ちのいい風を感じて。

すげえ普通の日常で、すげえ普通の景色なんだけど、ほんとに素晴らしい景色に1日でいっぱい出会えた。

人間たまには引きこもりたくなるけど、なるべく外に出て、いろんなものを見るべきだな。

明日からは久々の仕事。
社会復帰できるかなあ。心配だなあ。

でもきっと大丈夫。この世界は確かに素晴らしいから。