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わたしのひとりごと #7 料理

 今日、あらためて料理ができるようになろうと、買い出しに行ってやってみたのだけれど、――ダークマターができあがった。

 肉じゃがのさつまいもバージョン(肉さつ)を作ろうとレシピを見ながらやっていたら、ダークマターができていた。

 これまでにも料理に挑戦してみたことは何度もあるけれど、ダークマターを生成したこともけっこうあったと思う。……わたしはお妙さんにも負けないダークマター生成器だよ。

 こんなんじゃあ、結婚だなんて縁遠い。

 わたしは男でも女でもない、自分のルールで生きる侍に憧れるわたしだけれど、わたしが憧れる食生活は、江戸時代の食事だ。ご飯に味噌汁、+たくあんや魚などのおかず。の質素倹約な食事。

 やろうと思えばいつからでもできるけど、ご飯も味噌汁も炊飯器で炊いたり、鍋で出汁を取ってつくったりといった、手を込んで作ったほうがいいと思うけれど(特にごはん)、わたしの場合はいっそのこと「サトウのごはん」に頼りきってしまったほうがいいように思う。

 でもやっぱりごはんは、ごはんは炊飯器で炊いて食べたほうがいいだろうし、「サトウのごはん」に頼ってしまうのは、人としてどうなんだろうかとおもう。やっぱり人として、日本人として、ごはんを炊飯器で炊けるスキルを持っていたほうがいいのだろうけど、わたしが炊いたごはんは美味しいのかどうかよくわからなかったりする。
 大事なのは、人としてどうかというよりも、インスタントに頼ってでも美味しいごはんを食べる毎日のほうが、身も心も健全だとも思ったり。

 もしもわたしの夢が叶って結婚することができたら、相手にあわせて自分の理想やルールを捨てたり、変えていく必要があるだろうか。
 それがいやなら、わたしはもう一生結婚なんてしないほうがいいだろうか。


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