長女妊娠の記録1.えいりあんがおる！

これは、ずいぶん前にあるブログサービスで書いていた
長女妊娠中の記録です。

2006年11月1日

私の腹の中には2240グラムの生き物がおります。

最初は豆粒のような小ささだったので、
動いていてもさっぱりわからなかった。
でも最近は私の読書の邪魔をしたりするのよ。

お腹がせり出してて、本を読むときにちょうどいい台になるもんだから
よくお腹に乗せて読んでるんだが
急に私の意志とは無関係に動く！
ぴょこたん！って本が浮く。

普通に座って誰かと話をしてても、
お腹の中ではぐるぐるうねうねとうごめく生命体が・・・。

えいりあんという言葉のほうが、ぴったり来る気がするのよねぇ・・・。

「エイリアン」という映画で、
たしかシガニー・ウィーバーがエイリアンの子供を妊娠しなかったっけ？
お腹の中でそのエイリアンがうごめくシーンがあったように記憶してるんだけど
まさにそんな感じ。
なんか最初はエグいのよね。

そんなふうに言うと、夫は
「うちのビーちゃん（腹の中の生命体の胎児名）のことを
　そんな言い方しないの！」
と言うんだが、これは男性が生命を神秘的に見過ぎているからかもしれない。

確かに生命は神秘だが
それが腹の中で起こっている女にとっては
神秘の前に生物反応であって、
今までそれなりに生きてきたのに味わったことのないヘンな感じなのだ。

「こんな狭いところで、なんでこんなによく動くんだろう・・・？？？」

私とは別個の個性が腹の中で動くのは、不思議なんである。