【わたしのDrawログ】 キュロットさまとのお話 #1
キュロットさま:叶ちゃん、今週もお疲れさま!
わたし:疲れました……。
キュロットさま:うんうん、叶ちゃんはとってもがんばってるわね!
わたし:はい。……でもわたしは、まだまだがんばらないといけません。今日もお話ができませんでした。あいさつにプラスして何かを言うことができません。帰るときも、「また明日」が言えません。ぼっちちゃんはすごいですね。がんばって言葉が言えている。わたしは言うことができません、言おうとした言葉が枯れてしまって、言えずにタイミングを逃してしまう。
キュロットさま:難しいわね。それがあなたの人生の醍醐味よ!
わたし:まあ、そうですね。でも、困ります。言いたいことが言えなければ、伝えたいことを伝えることができません。伝えられなければ、叶えたいと思っていることを叶えることも難しいです。
キュロットさま:前途多難ね
わたし:まったくその通りです。
キュロットさま:大丈夫! あなたは必ず成し遂げられるわ。だってもう、見えてるんですもの。伝えたい人に伝えたいことを伝えられている未来が!
わたし:ホントですか!?
キュロットさま:ええ。そして、見えるわ! 幸福に包まれた最高の生活を送るあなたの姿が――!
わたし:うれしいですね! でも……本当にそうなるのかと思うと……それはそれは……怖いです。
キュロットさま:大丈夫よ! 自信をもって。
わたし:はい。そこも課題ですね……。あーあ、ローラのような肝っ玉レディになれたら、ぜんぶ楽勝だろうに。「愛し合う二人に理由はいらない」てかっけぇ。
キュロットさま:そうね。でも、そんなに簡単にジャンジャン手に入ってしまったら、面白くないじゃない? そんな簡単に手に入ってしまったものを、長く深く愛することができる?
わたし:彼ならできますよ。一生愛せる自信があります。あのかわいさと人柄の前には、なにもかもが無敵と化しますよ!
キュロットさま:熱いわね。
わたし:……まあ、わたしはローラじゃなければ、ぼっちちゃんのようになるのも難しいです。前途多難ですね。小説もがんばらなきゃ。
キュロットさま:小説のほうも大丈夫よ! 小説家としても、クリエイターとしても活躍して、キラキラ輝いている素敵な未来が見えるから。
わたし:はい、がんばります。今書いてる『魔法使い桃太郎』の話、なんとしても今月中に終わらせたい!
キュロットさま:ちゃんと終わらせてるわ。書籍化、アニメ化間違いなしの、大傑作になっているわ!
わたし:そうですか! 燃えてきました! そうそう、面白い小説のネタがまた浮かんだんです!
キュロットさま:聞かせてちょうだい。
わたし:プロ野球を舞台にしたラブストーリーです。体や戸籍は男の子、でも、宿る魂は女の子! 心と現実のギャップに苦しみながら、大好きな野球人生を謳歌しながら、恋も一緒に楽しむという、そんな話。
キュロットさま:面白そう! 盛り上がること間違いないわね!
わたし:わたしの大好物なネタですね。現代版『ムーラン』みたいな。……まあ、手をつけるかは未定ですけどね。まずは今書いてるやつを完成させなきゃだし……、そのあとの何ヶ月かは絵に集中したいし、学校の課題も片付けなきゃだし。
今、絶賛温めまくり中の「ファッションを題材にした作品」もいい加減、手をつけたいし。
時間がいくつあっても足りねぇや……。
キュロットさま:叶ちゃんの人生もとっても面白いわね!
わたし:ですね! 小説で大成すりゃあ、彼にもわたしの名が届くでしょう。結局それが、一番の近道な気がする。
キュロットさま:あなたの人生は希望で満ち溢れているわよ!