言葉って、出さないと消えてしまうよ。「私」と一緒に
あなたは忙しいですか?
現代人はいつだって時に追われている。あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、文明が発展すればするほど、私たちの24時間に課せられたハードルは高くなる。
以前グアテマラに2年間住んでいたことがあるのだが、あの頃は「いかに暇でいられるか」が最初のハードルだった。途上国の時が流れるスピード感は、Oh Anime, technology, Tokyo! で育った私からすると苦痛ともいえるくらい遅々としたものだったから。罪悪感や焦りを抱かずに時の流れを楽しめるか。矯正するのに2年マルマルかかったと言ってもいい。
一度矯正されたものも、環境次第でまた元通り。今はいわゆる「スタートアップ」で働く私であるが、文字通り四六時中おしごとをしている。イギリスに住んでいることもあり時差生活。朝の6時にはパソコンの前で元気に営業活動をする。起床から10分、顔もろくに洗っていない笑。
そんな生活の中で最近「私」がどこかにいってしまった感覚を抱いていた。ひと昔前はこのnoteにもたくさんの言葉を綴ったり、Twitterにももりもり想いを投下していた。今はどうだろう?仕事用の記事やリリースなどの文章はよく書くのだが、「私」の話はあまりしていない。先日年始の抱負を個人のSNSに投稿しようとして、短い文の作成に書いては消し書いては消しとしてしまった。言葉って、出さないと消えてしまうのだ。「私」と一緒に。
これはアカンということでさっそくこの言葉を書いている。
誰に読まれるためでもないが、未来の私や、そこにいるあなたの心のどこかにスポっと収まることがあれば光栄だ。
さぁこれから私のリハビリ。自分を取り戻そう。