意外と知らない!前鋸筋を鍛えるメリットとデメリット
今回はつくば店の藤元が担当します!
先日Npilatesで書き上げた書籍『姿勢のバイブル』の予約が開始しました!
姿勢に関わる全ての職種の方に、手にとっていただきたい内容になっております。
執筆は理学療法士が担当し、エクササイズのモデルはインストラクターが担当しました!
一時予約注文がいっぱいになっていましたが、注文受付再開となりました!
Nmotionを読んでいただいている皆さんにとっては、必ず『面白い!』と思っていただいける内容になっています。
気になる方は、こちらからチェックしてください^^
では、早速本題に入っていきましょう!
今回のテーマは『前鋸筋』です。
前鋸筋は、SNSでも取り上げられることの多い筋肉だと思いますが、
皆さん
とりあえず、前鋸筋鍛えていませんか?
例えば、
肩こりの人
肩の調子が悪い人
猫背の人
これらの症状がある人には、非常に重要な筋肉であることは間違いありません。
理由は、肩甲骨を安定させてくれるからですよね。
前鋸筋がうまく働くから、
洗濯物を干せるし
腕立て伏せなど負荷の高い運動ができるし
巻き肩も治せる
ですが、ただ闇雲に鍛えても、
肩こりを悪化させてしまうかもしれません。
これは、ピラティスインストラクターが陥りやすいです…
ちなみに、ピラティスインストラクター1年目の僕は、
前鋸筋を効かせすぎて、肩こりが強くなってしまいました。
皆さんには、
僕のような過ちをしてほしくないので、
ぜひ最後まで見てほしいです!
では、今回は解剖から前鋸筋を理解し、
前鋸筋を鍛えるべきか否かをお伝えしていきます!!
前鋸筋のざっくり解剖
では、前鋸筋を解剖から理解していきましょう!
前鋸筋は、
ざっくりと覚えるなら
肋骨〜肩甲骨の内側についている筋肉です。
です。
こんな感じの筋肉です。
まずは、ヴィジュアルだけでも覚えてください。
この筋肉は、肩甲骨の動きに関わります。
この肩甲骨が外転・上方回旋する動きというのは、
手を挙げる時です。
手をあげるときには、写真のようなたくさんの筋肉が強調して動いてくれます。
手を挙げるときって、ざっくりと
肩甲骨:肩=1:2 で動きます!(具体的には、肩甲胸郭関節:肩甲上腕関節です)
前鋸筋が麻痺している方は、肩が120°程度しか上がらなかったとの報告もあります。
肩の動きに前鋸筋がいかに重要かわかりますね!
さらに、
この筋肉は、肩甲骨〜肋骨についているため、
働きとして、
肩甲骨を肋骨に貼り付ける作用があります。
つまり肩甲骨を安定させてくれるんです。
肩甲骨ってたくさん動いたほうがいいんじゃないの?
と思った方いませんか?
ここから先は
NMotion~解剖学・運動学・生理学を臨床と運動に活かす~
運動を仕事にする全ての人へ。理学療法の知識、解剖・運動・生理学と最新の論文から現場で使えるピラティスや運動の評価・方法・考えをコラムと動画…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?