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病床雑記
今まで生きてきて初めて入院した。― 正確には小学生の春休み期間中に一週間程入院したことがあるが、重篤あるいは急な疾病ではなかったのでノーカウント ― 病状や事細かな気分を逐一Xなどにポストすることは好みではないが、差し障りのない範囲で思ったことはどこかに書き出しても良かろう。
ちょうど今はお盆休み(最終日)と言うこともあり、アイドル現場界隈はライブやらイベントやらが目白押しである。Xを開いてもそんなポストばかりで、自分はただそれらを眺めるばかり。そうしたポストを目にして、楽しそうだな、このクソ暑い中大変だな、などと感じるものの、自分が参加できないものに対してはさほど嫉妬や羨望のような感情は湧かない。自分がなし得ないことは欲望し得ない、と言うことだろうか。このままヲタ卒もありかもしれないと思った。
無駄にしたチケ
とは言っても、元々行く気満々で数ヶ月前からチケットを確保していた一推しの舞台を見に行けず、チケットを無駄にしてしまったことはかなり凹んだ。が、自分の現状(病状)を考えれば、案外すんなりと受け入れることはできた。
勿論、治療等のスケジュールの隙を突いて、どこか一日くらい病院を抜け出して何とか舞台を見に行けないか考えたりもしたが(病院と舞台の会場が近かったと言うこともあり)、実際問題、このコンディションで観劇したとしてもまともに楽しめるはずもなく、外出許可を取ることは勿論しなかったが。
自分が身に行けない舞台に関して、演者やスタッフ、実際に見に行っている人たちの話が目に入るのは、正直言うと結構辛かった。被害者意識というか疎外感バリバリですよね。しかし仕方のないことは仕方がないので、イイネなども普段より薄めにしてやり過ごしてました。
千穐楽はほぼ最前最中のチケを持っていたものの、当然行けるはずもないので、入りたがっていた知人へチケは譲渡しました。最前最中を空席にするのも演者に対して失礼ですしね。
この舞台に関しては前から気合が入っていたから、行けずに悔しい思いをしたけど、これ以外の他グループの対バンなどは普通にやり過ごせていたことは前述の通り。負け惜しみではなくマジでこのクソ暑い中大変だな、と思っていました。
在宅になれるか?
実際の現場(ライブやイベント等)に出向けない状況で、SNS等を通じていろいろな情報が入って来るこの状況はどうか。
「今日何時から○○で対バンがあります!動員がさみしいので来てください!」みたいな演者の呼びかけに対して、行けない自分が「行けないけど応援してます」みたいなポストは元々しない主義だが、そう言った内容でなくても何かを返信するということはやはりできない。せめてライブ情報の拡散としてリポストしたりするくらいか(それすらもあまりしないけど😅️)。
やはり自分は、アイドルの在宅オタクになるくらいならオタ卒するタイプだと思った。
アイドル本人やそのオタク達友人達のポストを追っているのは、未だ現場復帰する気持ち(つもり)があるからだ。それがどこまで保つかは何とも言えないけど🙄️
でも、今回の病気をきっかけに、アイドルオタクを卒業するのも正直ありだよなあ、とも思う。在宅にはなれない、と言うよりも、在宅は最早オタ卒だわ。私の中では。