おそらくこれが常套手段
おはようございます、ドリーです。
フロントのお兄さんが出ると、
モデルはすぐ布団に寝転がった。
どうやら相当疲れているようだ。
ぼくは部屋にある椅子に座り、
軽く雑談した。
雑談が一通り終わると、
モデルが
横に来てと言ってきた。
ぼくはモデルが
寝そべっているベッドに座った。
すると、
「何あれ?」
と突然奥の壁の方を指差し、
「え?」
ぼくは指さされた壁を見た。
「何もないじゃん」
振り向くと、
モデルが顔をぼくに近づけていた。
ぼくはびっくりして
反射的に離れた。
モデルは少し悲しそうな顔をすると、
「…しないの?」
と言ってきた。
はい、ここまでで。