AIの政治利用は可能か #17才の帝国 #NHK
今、第3次AIブーム(ディープラーニング)のさなかと言われています。
そして、次のブームに出てきそうなのが、政治判断をも効率的にするためAIの登場。という実験的な番組です。実際には、もうすでに始めている国もあると思います。
ドラマは、5回でおしまいなのですが、これがなかなか面白くて、個人的にはもう少し長くてもいいのかなと思ってみておりました。
ちょっと、ドラマの話からちょっと離れるのですが、このサムネでお借りした写真、すごくないですか?これはCGではありません。本物です。
これは、長崎県の佐世保に実際にある3本の通信塔「針尾無線塔」です。しかも最近作ったわけではありません。なんと大正時代からあり、完成してちょうど今年の2022年で100年目。今は使っておりませんが、旧帝国海軍が当時の技術で建てたのスゴイやつです😃
ドラマでは、この3本の塔に電波を通して最強の量子コンピューターを作動させます。そうすると、
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AIは人ではありませんので、聞かれたことに対して、実に効率的に回答をくれます。まず、長崎の架空の実験都市(実際には佐世保)に総理を決めます。その時にAIが導き出した人物が17才の天才高校生 真木君(神尾楓珠)です。そして、いきなり議会に対して「市議会はオワコンですので不要ッス」みたいな事と述べ、市長を含めて全員解散させます。
そのあと、何十年もかけた街の再開発事業に取り組みます。
AIが搭載された量子コンピューターは3台あり、それぞれが案を出します。これがなかなか、斬新でして。詳しくは番組を見てほしいところなのですが、非常に面白い街計画となっています✨
おそらく、この番組は若い方に政治に興味を持ってもらいたいのだなぁ~という意図で作られていると感じます。日本は18歳から選挙権が出てきましたし、成人年齢も引き下げられました。そもそも選挙に行く人が、日本は少ないのですよね~。ネットや、ましてnoteをご覧の方は、色々なことに興味がある方ですので、選挙での政治参加もされていると思いますが、なぜかメチャメチャ意識が低い…。今年の夏は参議院選挙がありますので、それに向けて、いわゆるz世代向けの番組を作りたかったのだと思います。ただ、上記でも話したように、エヴァっぽい演出がありますので、その上のy世代(私)に突き刺さる感じが多いです🍀
ちょうどですね、y世代の方も登場します。星野源さんが演じている若手議員の平清志です。その方が、いい感じに国会の上層部や、旧市議会の方々に翻弄されます。
人間は感情、その中には欲望や権力なども含まれていますので、AIの効率化だけで動くと摩擦が起きます。それをどうやっていくのかなと言う所が番組のポイントです。
いま日本でも、愛知のデンソーをはじめ開発が進んでおります。
私もあまり理解していないのですが、量子コンピューターの「ゆらぎ」とよばれる現象発生がもって手軽にできれば、小型の量子コンピューター、つまりスマホくらいの超小型PCができると思いますので、その頃にはすべての機械にコンピューターが繋がれる、IoT化するので、当然、政治的な判断にも利用がされるきがします。すごい時代の到来です。恐らく色々な価値観がぶっ飛ぶと思いますよ!😂
ですので、そんな面白い未来を見るために、みなさん、この世知辛い世の中ですが、なんとか生き抜きましょう✨
このNHKのドラマは近未来で、政治参加を促す番組だと思うのですが、それらを超えたものを感じると思います。
すごくお勧めですので、NHKプラス等でご覧になれる方は、ぜひご覧ください。かなり面白いです✨
*** 2022/06/26 追記 ***
現在、全話の再放送が行われたため、NHK+で再び見れるようになっております。さらにスタッフ(脚本:吉田玲子さん)がnoteに面白い話を書いてくださいました。読みながら番組を見ると楽しめると思います✨