気象予報士実態調査結果
こんにちは、気象予報士・防災士のわたげです。先日、第62回気象予報士試験の合格発表があり、248名の気象予報士の仲間が増えました。合格された皆さん、おめでとうございます。合格発表が終わり、少し落ち着いたタイミングで、気象予報士の方と気象予報士試験受験生の方を対象にアンケートを実施しました。今回は、このアンケートの結果を集計し、寄せられた意見に対して私なりの回答をお伝えしたいと思います。
アンケートの回答はしばらく受け付けているので、まだ回答されていない方はこちらからどうぞ。
https://forms.gle/ZtGubWVbXCrBczZa8
1万1千字超えの非常に長い記事ですが、特に気象予報士試験の受験生にとっては重要な内容になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。 お忙しい方は「1,アンケートの実施について」と「4,さいごに」は飛ばしていただいて構いません。「2,アンケート集計結果」「3,集まった不安ごと、受験生へのアドバイス」だけはぜひお読みいただきたいです。それでは、どうぞ!!
1,アンケートの実施について
このアンケートは、私のSNSを通じて拡散した範囲内の気象予報士と気象予報士受験生を対象に実施しました。調査は2024年10月17日から開始し、同年10月23日正午までの回答をもとに結果を作成しました。
アンケートの目的は、気象予報士に合格した方々の属性や合格方法、使用した教材を調査すること、また気象予報士受験生が現在どのような勉強を行っているかを把握することです。
なお、アンケートは完全に私の趣味で実施しており、回答者の名前やメールアドレスなどの個人情報は一切収集しない方法で行いました。
2、アンケート集計結果
アンケートの回答者に関する情報です。受験生には「受験中」を、合格者には合格した試験回に該当する項目を選択していただきました。この調査結果は、受験生24人と合格者33人からの回答をもとに作成しています。
この調査結果はサンプル数が少なく、また私のSNSを通じて数日間の間に拡散できた範囲内でしか回答を得られていないため、統計的に有意な結果とは言えません。その点ご承知おきください。
この質問は、受験生が受験を何回経験しているか調査しました。
この質問は、気象予報士試験に合格した方にご回答いただきました。最頻値は3回で、約85%の方が4回以内で合格しています。さらに、約60%の方が3回以内で合格したという結果が得られました。
これは、試験に合格した時の所属に関する調査です。中学・高校で合格した方が5人、大学・大学院で合格した方が12人、社会人で合格した方は13人でした。
合格した方の文理区分についてです。文系が22%、気象学系が16%、気象学系以外の理系が63%でした。
文理区分ごとの合格までの受験回数を求めました。平均値を見ると、気象学を専攻している理系の方が早く合格する傾向にあります。しかし、文系でも4回以内に合格している方が多いようです。
受験生が現在利用している講座と、合格者が過去に利用していた講座を調査しました。受験生と合格者の人数が異なるため、利用者数ではなく、全回答者の中でその講座を利用している人の割合で比べました。上のオレンジ色のバーが合格者の割合、下の青色のバーは受験生の割合を示しています。この結果から、どちらも独学で挑戦する人が多いことが分かりますが、合格者の中ではユーキャン、teamサボテン、藤田塾を利用している割合が高いようです。
学生と社会人が受験した際、どちらが早く受かるかを調査しました。学生は平均受験回数は3.12回、社会人は3.60回でした。中央値や最頻値を見ても、学生の方が早く合格する傾向が見られました。
合格者が利用した講座を学生と社会人で比べてみました。
それぞれの講座ごとの合格までの受験回数と、その講座を利用した人が他にどの講座を利用していたかを調査しました。受講人数が少ない講座もあるので、統計的に有意な結果とは言えません。回答者の一票で大きく変わってしまうので、このデータの取り扱い、解釈には十分ご注意ください。ただ、一般的に言われている気象予報士試験の平均受験回数が3~5回であり、どの講座も概ね範囲内です。完全独学とユーキャンは、回答者の人数が多いにも関わらず平均3回以内で合格しているという結果が出ました。
ユーキャンの通信講座は、回答者7人に対し平均受験回数が2.6回と、圧倒的に短期合格となっています。また、全く講座を受講しなかった完全独学者は13人で、平均受験回数は2.8回でした。ユーキャンの通信講座は、基本的に送られてきたテキストを自分で読みながら勉強するほぼ独学スタイルで、添削サービスや過去問解説冊子も同封されているため、一人でも十分に勉強できるセットとなっています。
独学やユーキャン通信講座では、自分の好きな時間に好きなだけ勉強でき、分からないことは自分で調べる習慣も付くため、講座を受講するよりも知識の定着度合いが大きいと感じます。今回の結果で断定はできませんが、もともと気象が好きで基礎知識のある方や、理数系に対して苦手意識が無い方は、独学でも十分理解でき、基礎力がある方は他の方に比べて早く受かるので、今回のような結果になったと考察します。ただし、講座を受講する最大のメリットは、受験生同士や講師との繋がりを持ち、最後まで高いモチベーションを維持できることです。独学と講座受講はそれぞれメリット・デメリットがあるため、しっかりと考えて受験計画を立てることが重要です。
また併用講座の表の見方は、例えば藤田塾を利用している方の70%はteamサボテンを利用している、teamサボテンを利用している方の25%はウェザーマップクリアを利用している、と解釈してください。
3,集まった不安ごとや意気込み、受験生へのアドバイス
ここでは、受験生からいただいた不安や意気込み、合格者から寄せられた受験生へのアドバイスから一部紹介します。中には批判的で公には載せられない意見や、長文で書いてくださった意見も含まれていますので、できるだけそのままの文を掲載しますが、一部表現を変更した箇所もあります。
受験生から集まった不安ごとや意気込み
ぜひ次回、そして来年夏までに合格できるよう応援しています!
確かに学生は時間が有り余っているため、怠惰に打ち勝つことができれば勉強時間を確保することは容易です。一方、働いている方にとっては勉強時間を作ることが最も大きな課題ですよね。
そこで、5分でできる直接点数に繋がる勉強を考えてみました。5分でできることといえば、暗記が挙げられます。特に覚えてほしいのは、実技試験で出題される天気記号、雲量記号、雲形記号、海上警報とその基準、さらに温帯低気圧や台風に関する英文の意味を正確に理解することです。(気象庁HPの天気図ページのアジア太平洋カラー天気図を見ると、英文付きの低気圧がある日もあるので、定期的にチェックして翻訳してみてください)
これらは暗記するだけで得点に繋がり、毎回必ず出題されます。暗記の量は非常に多いですが、時間がない日でも5分だけ目を通すことで、後の得点につながると思います。テキストの該当箇所を写真で撮って、電車の待ち時間や歯磨きの時に見るだけでも良いでしょう。紹介した天気図はこちらからご覧いただけます(https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/)
もう少し時間が取れて15分ある日にやってほしいのは、実技の問1だけを解くことです。もしもっと時間が無い場合は、最初の10問ほどある穴埋め問題に挑戦してください。これらは暗記だけで解ける問題なので、解く回数を増やすほど点数が伸び、努力と比例して点数になります。また、最後の問だけ解くのも有効だと思います。傾向として、最後の問は観測データの読み取りや注意警報の判定などが出題されることが多く、前の問題が分からなくても解けるものが多いように感じます。特殊な問題が出題されるケースもありますが、慣れるという意味で最後の問だけチャレンジしてみてはいかが。
後がないですね…忙しくなったとしても、たまには問題集で復習したり参考書を読んで完全に忘れないようにしましょう!!あと天気を好きでいることですね。
私自身も経験しました。参考書を何度も読んで、その場では理解できた気になっていても、実際に問題集を解くと分からなくなることがよくあります。理解したつもりで、実際にはまったく理解できていなかったのです。そこで、私の経験と気象予報士試験に合格した立場から、ぜひ使ってほしい問題集と勉強方法を紹介します。問題集は「精選問題集」、勉強のテーマは「基礎力を付ける」です。
精選問題集(https://www.seizando.co.jp/book/11776/)
試験では応用力が求められる問題が出題されるので、まずは基礎を固めましょう。自分が使っている参考書や受講している講座のテキストを一つの単元について精読し、その後、精選問題集の該当する単元を理解できるまで解いてみてください。精選問題集には、その単元を理解するために重要な過去問が厳選して載っています。これを理解することで、出題範囲の「基礎力」を身につけることができます。基礎が固まった後に、過去問で応用力を養ってみてください。ポイントは「参考書を単元ごと精読すること」「精選問題集を理解できるまで解く」です。参考書を一度に何単元も読み通してしまうと、前半部分は忘れてしまうので、必ず一つの単元を精読できたらすぐに精選問題集に取り掛かりましょう。一つの単元を精読から精選問題集を解くまでを一日でできると尚良いです。「今日は大気の力学の日」「今日は数値予報の日(数値予報は参考書のページが多すぎるので一日で精読するのは多分無理ですね)」「今日は気象現象の日(ここで気象擾乱を学べると思います)」のように、今日は○○の日と決めて一日でやり切れると達成感と実力を得ることができます。
学科専門は精選問題集だけではカバーしきれない部分もあるので、空いた時間はに1冊の参考書やテキストを暗記パンで食べるくらい読み込みましょう。また、学科専門の勉強で気象庁のホームページを見ることを推奨する人もいますが、これは気象庁オタクや慣れている人には効果的かもしれませんが、一般の方にはあまりお勧めできません。気象予報士試験受験生がホームページを見ても、どこが出題されるか、何が重要かが分からないと思います。最も効率よく勉強するためには、参考書を1冊に絞って取り組むべきです。
一冊で学べる参考書を紹介します。ここに載っている本は私が実際に受験生の時に使ってたものや、合格後に読んだ本です。
らくらく突破シリーズ(廃版になるのでURLは付けません。学科専門は他の最新のテキストを使用してほしいですが、学科一般の法規以外と実技は非常に理解しやすいので中古で販売されていたら購入を検討してみてください)
よくわかる気象学一般知識(https://www.natsume.co.jp/np/isbn/9784816360862/)
よくわかる気象学専門知識(多くの受験生が苦労する数値予報を簡潔にわかりやすく載っています。数値予報分野で満点を狙うにはこの本では不十分ですが、7割くらいの知識と理解を習得することができると思います。現在市販されている参考書の中、学科専門であればこの本が一番使いやすいと思います)(https://www.natsume.co.jp/np/isbn/9784816367274/)
気象予報士試験合格対策総仕上げ(学科一般、専門、実技すべてがこの一冊で学ぶことができます。ただ総仕上げ用に作成してあるので初学者が読んですべて理解するのは難しい内容に感じます。他の参考書で一通り学んだあとにこの本で重要事項を確認するのに使うと良いでしょう)(https://n-kishou.com/corp/news/contents/news240529/)
実技の勉強を始めるなら、最初に実技対策の参考書を1冊取り組むことをお勧めします。私が使ったのは「らくらく突破の実技編」です。これは1冊で前線解析や天気記号、記述の書き方、問題に対する考え方を全て学べるため、とても役に立ちました。他にも、中島先生の「よくわかる気象学実技編」でも同様の内容を学べます。
らくらく突破実技編(https://gihyo.jp/book/2012/978-4-7741-4995-0)
よくわかる気象学実技編(https://www.natsume.co.jp/np/isbn/9784816372490/)
その後は、時間かかっても構わないので「満点解答を自力で作る」ことを意識して過去問に取り組みましょう。この勉強は、私が受験生の時に気象予報士の方に教えてもらいました。私が考えるこの勉強の目的は、一通り全ての問題に対する解法を理解し、試験本番で取るべき問題を確実に取る実力を養い、難化した試験でも安定した点数を取れるようにすることです。
多くの受験生が「時間が足らない」と言っていますが、分からない問題を急いで解いて点数を取るのは難しいので、まずは満点解答を作れるようになってからスピードを意識すると、試験本番で時間内に解けて点数を期待できると思います。
満点解答を作る際には、分からない問題や忘れてしまったことは参考書を見ながら解いていました。満点解答作成の目的は点数を取ることではなく、解法を理解することですので、カンニングしながら取り組んでみてください。特に記号や考え方を忘れてしまうと解けないので、自宅でしっかりカンニングしましょう。覚えることは後からでもできます。
個人的は、過去問17回分34題を95~100点取れるように勉強し、試験前1か月は時間が余ったので、teamサボテンの模試を9回分18題追加しました。これで試験本番は85~90%くらいの得点率だったので、参考にしてみてください。
過去問はめざてんの過去問閲覧室から入手できます。無料メンバー登録が必要ですが、すぐにできてかなり昔の過去問まで遡れるので便利なサイトだと思います。
めざてん(https://kishoyohoshi.com/)
それは…どうでしょう
私は公立底辺大学文系なので気象に詳しくないため何とも言えませんが、気象予報士試験は問題と誠実に向き合い、やるべき勉強をやれば受かるとおもうけどなぁ
問題をよ~く読むことは本当に重要ですよね。読み間違えて不正解だったら本当に悔しいので、問題文、肢、天気図などを落ち着いて読み、公開内容に次頑張ってください!
あと1年で受かる宣言をしましょう!!
時間をかければかけるほど、時間とお金がかかり、体力も削られますので、できるだけ早く合格したいものです。私の周りで最短で合格した方は3か月半でしたが、一般的には平均して2年弱勉強し、3回目の受験で合格すえう方が多いです。私自身は1年5か月勉強し、3回目の受験で合格しました。難関資格ではありますが、頑張れば早く合格できますので、長期戦とは思わず、短期目標で取り組んでいきましょう!
優等生すぎます!!!
楽しいことしているうちに知識が身につくのはいいですね
ぜひこのまま続けてください!
一番安く済むのでいいですね。
独学で合格する方も沢山居ますし、独学最大の利点はすべて自分の采配で参考書選びや勉強計画を立てられることです。
気象予報士試験合格者からのアドバイス
私も実技の質問のために藤田塾を利用していたので、とても嬉しいです。本当に藤田先生は2人以上いるかのようですね(実際には1人ですが)。夜遅くに質問メールを送ると、翌朝にはもう回答が来ていて、早すぎて怖いくらいです。
私も真剣に合格を目指すなら藤田塾が一択だと思います。実技コースは6万円で受講でき、さらに受講後1年以内に合格すると半額返金されます。私も受講後、次の試験で合格できたので、3万円が戻ってきました(そのお金は歯列矯正のための抜歯代になりました)。テキストは最低限の知識をわかりやすくまとめており、講義動画ではその内容をさらに噛み砕いて説明しています。過去問解説動画やそのテキストも含まれているため、学んだ知識の活かしも習得できます。
完全動画配信スタイルで拘束時間がないため、忙しい方でも利用しやすい形態だと思います。お財布に優しい金額なので、私は本気でお勧めします。
藤田塾(https://rojiura.jp/)
私は夢カフェの模試を受けていないので詳しくは分かりませんが、聞いた話によると毎月模試を受けることができ、採点と集計が行われ、平均点や最高点などとともに返却されるそうです。私の知り合いの気象予報士の方も夢カフェ模試をおすすめしていたので、きっと良いものだと思います。
一方、teamサボテンの模試には私自身お世話になったので悪いことは言いませんが、実際の試験と若干ズレがあるのは確かです(他社の模試でもズレは感じます)。しかし、出題論点(台風や南岸低気圧、西高東低など)ごと用意して販売されているため、苦手な分野の模試を購入して解くことで効果的に学習できます。知識の再確認という意味でも使いやすいですし、大量の模試が販売されているので、過去問が終わった後に追加で購入すると良いでしょう。
夢カフェ(https://yumecafe2016.wixsite.com/yumecafe2016)
teamサボテン合格模擬試験(https://www.team-saboten.com/school-moshi)
私も勉強の初期はユーキャンでした。特に学科の勉強はユーキャンのテキストが使いやすいので、添削を利用しなくても利用してみると良いかもしれません。また、ユーキャンの入門テキストも非常にわかりやすく、初めて気象に触れる人でも読みやすい内容となっているので書店で見かけたら読んでみてください。
ユーキャンの気象予報士入門テキスト(https://www.jiyu.co.jp/u-can/detail.php?eid=03751&series_id=s35)
ユーキャン気象予報士講座ページ(https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/127/?vl=ac_9829018293_cm_10278965738&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_content=9829018293_10278965738_110484062335_708262174037_aud-1018714571681%3Akwd-1407916982129&utm_campaign=&utm_term=e_%E7%B9%9D%EF%BD%A6%E7%B9%9D%EF%BD%BC%E7%B9%A7%EF%BD%AD%E7%B9%9D%EF%BD%A3%E7%B9%9D%EF%BD%B3+%E8%B1%8C%E8%8B%93%EF%BD%B1%EF%BD%A1+%E8%8E%A0%E4%BA%A5%3F%EF%BD%B1+%E8%9E%A2%EF%BD%AB&vtnq=01&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwveK4BhD4ARIsAKy6pMKejy-grvfT0d1D4A5n4YacgKzpipEY7kIuBYsPVqnXLOoAYFro-WkaAn72EALw_wcB)
(もっとURL短くしてくれユーキャン)
Hさんは長かったのでそのままコピーして貼り付けました
この方は藤田塾とteamサボテンの良さをそれぞれ述べてくれました。この2つをTOEIC教材で表現すると、藤田塾は1つのコース受講で1から100までを教えてくれるので、「TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ」のイメージです。一方、teamサボテンは分野ごとに細かく学べ、かつ初心者向けから上級者向けまでの講座があるため、「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」や「公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編」のようなイメージになります。
合格後は、藤田塾では短期合格お祝い金として受講料の半額が返金され、teamサボテンではグッズがもらえたえい、どちらも合格体験記を書くことができます。私個人的には、どちらを受講しようか悩んだ場合、藤田塾を契約し、teamサボテンでは苦手な分野のサーキット系を受講し、直前対策として模試を購入するのが効果的だと考えます。どちらも良い点と悪い点がありますので、受講を検討する際はホームページなどをよく確認してください。
teamサボテン(https://www.team-saboten.com/)
TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ(https://publications.asahi.com/product/24621.html)
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問(紀伊國屋書店)(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784866390833)
公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編(https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_pr_listening_01.html)
めざてんは、メールアドレスを登録すると毎日10分弱の過去問解説動画が送られてきます。また、試験が近くなると試験に役立つテクニックを配信してくれます。このテクニック動画は私にとっても非常に役立ちました。Iさんも言うように、記述の解答の書き方や文章の作り方を教えてくれるので、メールを登録して気が向いた日だけ動画を視聴するだけでも、試験本番で点数の差を生むことができると思います。
めざてん(https://kishoyohoshi.com/)
独学で受かる人多いですよね。コスパ最強ですから!!
予報官Xは、実技の勉強を始めたときに視聴すると効果的だと思います。teamサボテンは受験生から合格者まで役に立つコンテンツをたくさん配信し、さまざまなイベントの企画を立ててくれるので、モチベーションを上げる意味でも良い講座だと感じます。最近は夏期講習も実施しており、実際に佐々木先生や島下先生と話したり、同じ受験生仲間と繋がることで、楽しく実力を伸ばすことができるはずです。最短で合格を目指すのには別のアプローチかもしれませんが、確実に合格に導いてくれる実力派だと感じています。
予報官Xは、teamサボテンYouTubeの再生リストから視聴できます。
teamサボテンYouTube(www.youtube.com/@TeamSABOTENSTREAM)
4,さいごに
私が個人的に気になたことについて、多くの方からアンケートの回答をいただき、感謝申し上げます。この記事が気象予報士受験生にとって役に立つ内容になることを願っています。
気象予報士試験は合格率5%の難関資格と言われていますが、合格後の世界は全く異なります。私は学部2年の1月に行われた第59回試験で合格し、その後のインターンや就職活動で非常に大きな武器となりました。学生に対してモチベーション上げるために言うと、エントリーシートの資格欄に「気象予報士」と書き、自己PRで気象予報士試験について触れると、良い反応をしてくれます。企業にとっても、学生の間に熱中できたことや努力したこと、成果を上げた人は魅力的に映ると思います(私の推測ですが)。そのため、気象予報士の肩書を持つことは、学生にとって非常に価値があります。時間があるうちに気象予報士試験を合格しておくと良いでしょう。
また、気象予報士は気象業界だけでなく、他の業界や公務員、学生、中高生も受験して合格しています。難関国家資格の中でも、これほど多様な分野の人々が挑戦し合格する資格は気象予報士くらいではないでしょうか。気象予報士になることで、さまざまな人との関りを持つことができ、さらに学びを広げることができます。
この調査に対してのご意見や、気象予報士試験のご質問、記事の誤字脱字等は遠慮なくSNSを経由してご連絡をお待ちしております。
気象予報士わたげの腹がへったぁ(https://x.com/watage_weather)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ちなみに、私の大学の卒業論文の最低文字数が1万2000字なのに対して、この記事は1万1700字程度なので、卒論ではこのくらい書けばいいのかという目安が知れました。
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