失敗続きの人生だった。 まず高校受験。第一志望の学校に入学はしたが、そもそも志望校を選ぶ際、私は妥協して志望校を選んでいた。失敗できない受験への不安と終わりの見えない勉強の苦しさ、そして偏差値の高い学校の学習の進度についていけるかどうか自信がなかったため、私はより安全で少し楽な方を選んでしまったのだ。晴れて志望した高校に入学はしたが、予想していなかった事態に直面し、妥協しなければよかったと何度も後悔した。 高校と言えば、文理選択も失敗している。私は親の勧めで理系に進
「生きる理由」を考えたことはあるだろうか。何のために生まれ、生きて、死ぬのか。生きることに理由なんて要らない、という人もいるだろう。何かのために生きているわけじゃない、目的なんていらない、と。そう考えて、もしくは理由なんて考えずに生きていくのも一つの方法だろう。 だけど私には、「生きる理由」が必要だ。目的もなく歩いていくには、人生という道はあまりにも自由で、複雑で、困難だ。 何故「生きる理由」が必要なのか。話は少し変わってしまうけれど、「死にたい」と思ったことはある