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役割分担でもめるのは、評価と納得感の問題

今日は久しぶりにのんびりと休日を過ごしていて、お風呂掃除をしながらふと思ったことがある。

家庭でも会社組織でも、「役割分担」はよく揉めるテーマだ。
誰が何をやるのか、どこまでが自分の責任なのか、タスクの押し付け合いが起こると雰囲気が悪くなり、結果的に生産性も下がってしまう。

「負担の公平性」は本当に必要か?

例えば、家庭ではこんなシーンをよく見かける。

・夫「俺の方が仕事が忙しいんだから、家事の負担を減らしてほしい」
・妻「それを言うなら、私の方が家事も育児もしてるんだけど?」

この手の言い争いは、結局のところ「負担のバランス」に意識が向きすぎているから起こるのではないか。

しかし、本当に大事なのは、負担のバランスを取ることなのだろうか?
そもそも、負担のバランスを完全に均等にするなど不可能と言っていいだろう。
くだらない感覚論や感情論のぶつけ合いからは何も生まれない。

役割分担の目的は、「効果的に作業を進め、成果を最大化すること」のはず。
不満のぶつけ合いをしている時点で、目的から逸脱してしまっている。

会社で起こる「役割分担の押し付け合い」の正体

この問題は、会社組織においても同じだ。

・「この業務、本当は〇〇部門がやるべきじゃないの?」
・「いつも自分ばっかり仕事が回ってくる」
・「誰もやらないから仕方なく引き受けたけど、何の評価にもならない」

こういった状況が続くと、「やるだけ損」という感情が生まれる。
その結果、誰も率先して手を動かさなくなり、仕事の進行が滞る。

私は、この問題の一因は「評価制度」にあると考えている。

やった人が評価されなければ、「どうせ頑張っても損するだけだ」という意識が広がり、消極的な組織になってしまう。

評価制度を見直すことで解決できる

では、どうすればこの問題を解決できるのか?

まず、「やるべき作業の洗い出し」を徹底的に行うことが大切だ。
業務の全体像を明確にし、どのタスクがどんな価値を生むのかを可視化する。

その上で、作業ごとのアウトプットの価値と、それに見合ったインセンティブ(報酬や評価)を定義することが重要だ。

このプロセスで大事なのは、関係者とコミュニケーションを取り、納得感をもって決めること。
決めた後に不満を持つのではなく、決定の段階でしっかり議論する。

そして、一度決めたら、「文句を言わない」というルールを徹底することが大事だ。
もちろん、運用の中で改善点があれば、適宜アップデートすればいい。

この仕組みがしっかり機能すれば、役割分担の押し付け合いは減り、「やった人が報われる」環境が生まれる。

家庭では、文句を言わずに動くのが最善

仕事における役割分担の整理が重要なのは間違いないが、家庭では少し事情が異なる。
会社と違って、評価制度もインセンティブもない。

だからこそ、文句を言わずにやれることは全部やってしまうのが、結果的に一番ラクだ。

例えば、ゴミ出しや皿洗い、洗濯物の片付けなど、気づいた人がさっとやる。
「やった・やらない」のバランスを気にするのではなく、やれば家庭の雰囲気が良くなると割り切る。

結局のところ、家庭がうまく回るかどうかは、「妻(パートナー)が機嫌よくいてくれるかどうか」が大きいのではないだろうか。

「自分の方が稼いでいる」とか「負担が偏っている」とか、そういうことを言い出すとキリがない。
だったら、自分ができることを先にやってしまった方が、結果的に平和なのだ。

ただし、感謝の気持ちを忘れないことは大前提だ。

・「ありがとう」と言葉にする
・家事を手伝ってもらったら、さりげなくねぎらう

こういう小さな心がけが、結果的に家庭の空気を良くする。

まとめ

仕事において

・役割分担の目的は、「効果的な作業の実現と成果の最大化」
・「やった人が損をする」状態を防ぐため、評価制度を見直す
・作業ごとの価値とインセンティブを定義し、納得感を持って決定する

家庭において

・バランスを気にせず、できることはさっとやる
・パートナーの機嫌が良いことが、結果的に家庭全体の幸福度を高める
・感謝の気持ちを忘れず、日々の小さな積み重ねを大切にする

役割分担でもめるのではなく、どうすれば全体がスムーズに回るかを考える。
仕事でも家庭でも、そこに意識を向けられる人が、結局はうまくやっていけるのだと思う。

最後に、家庭で役割分担に不満を持っている人へ。
一度、文句を言わずに全部やってみるのを試してみてほしい。
思った以上に、家庭の空気が変わるはずだ。

そして、仕事では、「やるべきことをやった人が評価される環境」を作ること。
この二つを意識すれば、役割分担の問題は大きく減るのではないだろうか。


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