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正解を選ぶのではなく、選択を正解にする

私たちの生きる現代社会では、テクノロジーの進化によって膨大な情報が手に入るようになりました。ITの普及や生成AIの誕生は、たくさんの“正解”を私たちの目の前に提示してくれます。一見すると、選択肢の中からどれを選べば正解なのか、模範解答が明確であるかのように思えます。しかし、皮肉なことに、選択した後で後悔をする人が減るどころか、むしろ増えているように感じませんか?

選択に正解は存在しない

考えてみれば、選択そのものに正解や不正解はありません。ある人が選んだ選択がその人にとっての正解であっても、それが他の人にとって同じく正解である保証はないのです。実際、どちらを選んでも毎回後悔してしまう人がいます。そんな人は、おそらく選択そのものが問題ではなく、自分の中でその選択を正解にできないことが原因なのではないでしょうか。

私自身の経験

私もかつては、世間一般が言う“正解”や“常識”を追い求めていました。良い大学に進学し、大企業に就職し、あるいは公務員にでもなって、評価されるような成果を出す。それが自分の人生を豊かにする道であると信じて疑いませんでした。

しかし、その道を進んでいる間に感じたのは、どこか不自由さを伴う息苦しさでした。“正解”を追い求めているはずなのに、なぜか納得感が得られない。自分の選択が本当に正しかったのか悶々とする日々。振り返ってみると、私の選択基準は周囲の評価や世間の目に依存しており、自分の目的や信念から出発したものではなかったのです。

本当の“正解力”とは?

その経験から学んだのは、「正解を選択する」のではなく「選択を正解にする」という視点の大切さです。私たちの人生における選択肢は、単なる二者択一のように見えて、実際には選択した後の行動や考え方次第でどちらも正解にできる可能性を秘めています。

ここで重要なのは、自分の目的から逆算して選択を行うことです。そして、その選択を自分の力で正解にしていく努力を続けること。目的が明確であるほど、その選択が正解だったと胸を張れるようになり、正答率も上がっていくでしょう。

正解にするためのプロセス

選択を正解にするためには、以下のプロセスが重要です。

  1. 自分の目的を明確にする : 何を達成したいのか、どんな未来を描きたいのかを具体的に言語化しましょう。目的が不明確では、選択を正解にする基準が持てません。

  2. 選択の理由を自分で説明できるようにする : 他人に納得してもらう必要はありません。自分がその選択をした理由を自分自身に説明できるかどうかが重要です。

  3. 選択を肯定する行動を取る : 一度選んだら、迷わずその選択を正解にするための行動を積み重ねていく。失敗してもそれを経験として次に活かせばいい。

  4. 選択の結果を受け入れる どんな結果が訪れても、それを選択した自分を責めるのではなく、学びの機会として前に進むことが重要です。

最後に

正解を探し続けることに疲れていませんか?人生の選択肢には、決して単一の正解は存在しません。それよりも、自分の目的を出発点とし、選択を正解にする力を養うことこそが、本当に自由で充実した人生への鍵だと思います。

私は、選択を正解にする力を信じ、これからも目的を見失わずに歩み続けていきます。そして、僭越ながら、このブログを通じて皆さんが自分の選択を正解にできるようなヒントをお届けできれば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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