【中島みゆき】永遠の嘘をついてくれ
大学を休学して海外へ行くのですが、最近「永遠の嘘をついてくれ」の2番の歌詞が染みます。
ということで、今日は「永遠の嘘をついてくれ」。
中島みゆきさんから吉田拓郎さんへの提供曲。中島みゆきという今の私にとっては神の存在を知ったきっかけの曲でもあります。
2番の歌詞を。
『この国を見限ってやるのは俺のほうだと
追われながらほざいた友からの手紙には
上海の裏町で病んでいると
見知らぬ誰かの下手な代筆文字
なのに永遠の嘘をつきたくて 探しには来るなと結んでいる』
『この国を見限ってやるのは俺のほうだと
追われながらほざい』て国を出るのは私です。
一番好きな、3番の歌詞。
『傷ついた獣たちは最後の力で牙をむく
放っておいてくれと最後の力で嘘をつく
嘘をつけ永遠のさよならのかわりに
やりきれない事実のかわりに
たとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに
人はみな 望む答だけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから』
永遠のさよなら、って、もう会えないという意味でしょうか。永遠のさよなら=やりきれない事実でしょうか。
すると、やりきれない事実を認めると二度と会えないことも認めなければならないという意味になりますね。罪なのか罰なのか。
2番の歌詞を"学生運動で手配されている国際テロリスト"だと解釈している方がいらっしゃいましたが、こう考えると辻褄があうんですね。
辻褄はあいますが、別に『追われ』るのも『ほざ』くのも国際テロリスト以外にもありえる世の中になってしまうのではないかと思えて怖い今日この頃なのです。『追われ』るのは何も警察にだけではありません。
『牙をむく』のも『嘘をつく』のも傷ついた獣たち。傷ついているから嘘をつくのです。
最後に、私が座右の銘にしている最後の部分を。
『出会わなければよかった人などないと笑ってくれ』
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