癌になりました、ガーン!ゆるだら闘病生活 2
緊張と恥ずかしさで優しい看護師さんに頼りっぱなし、相手もこれは手がかかりそうとばかり丁寧に応対してくださsた。
本当に感謝の限り。一応抗不安薬の頓服を服用し、検査に挑む。
思ったほど痛くない...良かったぁ...と最初は思ったものの、私二回帝王切開してまして、腹部の手術してると痛い、とネットで見ていたのですが、その辺りなのかな、やっぱりカメラが通る時痛くて声が出てしまいました。
けれど、看護師さんは手を握りながら励まして下さるし、もっと痛い経験はそれなりにいっぱいしてるし、で。
まあまあ思ったほどにはつらくない検査でした。
やっぱり恥ずかしいのが一番のハードルだったかなぁ。
で、さて。検査の間中、医者が全然話しかけてこない。
最初の始めます、と終わります、程度。
あれ、経験者の相棒の話では腸の様子をその都度見せて説明してくれるよ、と聞いていたんだけど。
職場などの検診や人間ドックで担当する医者とは違うのかな?
最後にパパっと簡単に画像見せてくれただけでした。
が。その画像がね。
でっかい凶悪な人相(人相じゃないけど)の、なんというか素人の私でも(これ絶対ヤバイ!!)とわかる感じで、しかも大きいの。
で、「ここに巨大な腫瘍ができていますね、画像からみて悪性の可能性が高いので組織を採取して検査に回します。結果は後日お知らせします」とだけ言われて、腫瘍の写真もちら、とみせたきり。
取り付く島もない感じでしたが。
今思うと、愛想のない医者だったというより、なんて声かけていいかわかんね、だったのかな。とか。
最後まで担当の看護師さんは親切でした。
ふらつきとかないか心配してくれて。
ありがとう、名前も忘れてしまったあの時の人。
あなたのような方が看護師さんは天使だったという、希望を我々に与えて下さるのですね。
で、「がんかも知れない」という、それまでほんの一ミリたりとも念頭になかった(マジで過敏性大腸炎と信じていた)疑いを感じたら速攻、「死ぬかも知れない」という気持ちが現れてきたんですが。
何分にも、本人大して痛みがない。日常生活に困る程度の支障が出てはいるが、困難であるというほどでもない、そういったのんきな状態だったので。
「もしも、この世界にいられなくなったとして」
守護霊的な存在になれないかなぁ、よく、この世に未練を残して成仏できず、悪さをする幽霊の話は多いけど、逆になにかしらの幸運を招き寄せるような、誰かを守るというか善い偶然を起こせるような、そんな地縛霊(なんだそれは)みたいなものに、なりたいなぁ。なんぞとくだらないことを考えつつ。
人生の、残された日々を考えると、この世界は美しいな、などとも思え、なにやら急に金色に輝きだした風景の中を歩いていました。
不思議な感覚でしたね、本当に単なる普段の道がキラキラと輝いているように見えました。
これが殴られた一回目。癌シリーズしばらくつづきます。
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