Day.15 銀河に溶ける
今日もお風呂でカラダをゆるめる。ついついガチガチになってしまうカラダ。固めてしまいごめんよと思いながら、ふらふらとスーパー銭湯へ。受付でドリンクと氷を購入して、水分を補給しながらルーティーンをこなす。
心地よいお湯につかりながら、カラダをゆっくりと丁寧に感じてみた。そうすると、あちこちにいっぱいある小さなストレスがでてくる。この小さなストレスにひとつずつ気づいて、クリアにしていきたいなと思った。
その次に頭で考えていた痛みや不安を、ゆっくりと胸に降ろして感じてみる。ミゾオチに降ろす。そして丹田まで降ろしてじっくり感じてみた。その痛みや不安を、最後は宇宙に放り投げる。頭で考えていると、どんどん妄想が膨らんで消えない。だけど、ちゃんと丹田までゆっくり降ろして、最後は自分の手には届かないところに放り投げると、仕方ないよね。考えても無駄。なるようにしかならん。という気分になってくる。
たっぷりと時間をかけたあとに、不感温湯というものにつかる。そこは、33℃~36℃の熱くもなく、冷たくもないお風呂。そのお湯に浸かると副交感神経が優位になり、リラックスできるとのことだった。大きな窓から見える、すでに秋の雲になっている空を眺めながら口をあんぐりと開けて、さらに、ぼ~っと過ごす。
そのときに宇宙をカラダ全体で宇宙の圧を感じてみたいと思った。感覚のなくなるお湯の温度は、自分のカラダの輪郭をあいまいにするのに丁度よい。カラダの感覚が薄くなるとともに、宇宙がどんどん降りてきて、自分の中にどんどん溶けていく。そして、細胞の隙間にどんどん宇宙が入り込む。すでにカラダの形をとどめていない。
その次は、ばらばらになった自分が、どんどん宇宙に向かって上がっていく。ものすごいスピード。というか一瞬。銀河に散らばっている無数の自分。もうどれが自分かわからない。だけど、確かにそこにいる。暗闇に広がる一つひとつの輝きが、自分であり、自分でない。
ただそこにある世界。そこに存在するだけ。
ずっとそんなことを感じていたら、さらにぐったりした。思考が働かない。頭がまわらない。この感覚は以前にもあった。そうだ数年前にクンルンネイゴンをはじめて出会ったときだ。あのときは全くしゃべれなくて、座っていることもできなくて横になってしまった。頭がぶっとんだんだった。
久しぶりにぐるぐる回してみようと思った。丹田の前で手を形作り、その中でエネルギーをぐるぐる回してみる。銀河のぐるぐると同じように。そこでおしまいにして、ふらふらになりながら帰ってきた。
やっぱり、ぼ~とするのって大事。いまは日常生活にぼ~っとする時間ない。いや、あるのにぼ~としない。なにかに追われるように、なにかをせずにいられない。もっと積極的にぼ~っとしようと思った。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。明日も書きます。
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