真っすぐに
「水平、垂直線」 これは基本の中の基本。
私は幸運にもグラフィックデザインや製図などで
透視図法なども含め習得したので役に立った。
この感覚が有るのと無いのとでは全く違う。
斜めってても暗くても、ピントさえ合っていれば
家に持ち帰って修正ができる時代。
撮ったものを現像に出し、そのままを納品する一昔前は
これができないプロはいない。
それがビデオなら尚更のこと。
目の錯覚を修正もできるし狙いで水平線を曲げることも
できる、今でもプロには必須の“力(ちから)” なのだ。
ビデオの場合、特に風景や建物のみの場合
大抵は三脚に付いてる水準器というものに頼るのだが、
極端な下からのアングル、手持ち、空撮等の際は、
三脚を使わず “自分の感覚” に頼ることもしばしば。
被写体が人物の場合は“傾くクセ” を直せば良いが、
建物などの撮影ではそうはいかない。
建物のどの部分を真っすぐな垂直線として見定めるかは
これを知っていなければいけないのだ。
実際に仕事として始める人の中には、いつか予期せぬ ハプニングにぶつかる時もくるだろう。
・水準器の誤作動、破損
・基準線が見当たらない、
・急遽 想定外の機材に変更
など。
想定外の出来事にぶつかった時、人は皆パニクる(笑。
しかし、基本が身に付いていれば、
そのパニクった状況下でも対処は可能だ。
いつの時代にも 基本 は欠かせない。