21'京成杯AH/各馬考察①グレナディアガーズ/無料記事

★基礎データ★

馬齢:牡3
斤量:56.0kg
騎手:川田将雅

★血統★

-----父-----
Frankel
【欧州型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:サドラーズウェルズ系
適距離:芝1400m~芝2000m
適性国:イギリス

-----父母父-----
Danehill
【欧州型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:ダンチヒ系
適距離:芝1200m~芝1600m
適性国:イギリス

-----母父-----
Harlington
【米国型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:ミスプロ系
適距離:ダ2000m
適性国:アメリカ

-----母母父-----
Silver Deputy
【米国型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:ヴァイスリージェント系
適距離:ダ1200m
適性国:アメリカ

★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※展開の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。

※LAPに表記している(数値)はバイアスを示す。
マイナスが大きいほど強いバイアスが掛かっていることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを示すことになる。

①21'NHKマイルC【東京(6日目)/芝1600(A)/良】

3着(+0.5)/斤量(57.0)/上がり3F(35.1/10位)
4角位置:(11.8%)/前残り度(41.2%)
【LAP】1:31.6(-1.0/稍ハイペース)
12.2-10.2-11.3-11.6-11.6-11.4-11.4-11.9 
(+0.8/-1.3/-0.1/+0.2/+0.2/-0.0/-0.0/+0.5)

　　　基礎スピード値(BS)=11.3(B)
トップスピード最高値(TS)=11.4(B)
トップスピード持続値(SS)=11.6(C)
前4F平均-L4L5平均-後3F平均=[11.3-11.6-11.6]

●前4F/L4L5/後3F(-0.1/+0.2/+0.1)
●前3F/中間/後3F(-0.2/+0.2/+0.1)

【前半型持久戦】

21'NHKマイルCで求められた数値が上。
京成杯AHで求められる平均値が下。

[BS]:[TS]:[SS]
[11.3(B)]:[11.4(B)]:[11.6(C)]
[11.5(B)]:[11.4(B)]:[11.6(C)]

【基礎スピード(BS)】【トップスピードの質(TS)】【持続力(SS)】のバランスに関して見てみよう。
【BS】【TS】【SS】全てがマッチしており、かなり参考になるレースだと思っている。
21'NHKマイルCはかなり【基礎スピード】が問われており、先行したグレナディアガーズにとっては厳しいレースになったが3着と粘り込んでいる。
NHKマイル並み、またはそれ以上の【基礎スピード】が問われるケースもあるのだが、今年がどうなるか…。NHKマイルCよりも前半がゆったり流れるならば、NHKマイルCのようなスタミナ切れも抑えられそうなイメージを持てる。

[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[11.3(B)-11.6(C)-11.6(C)]
[11.5(B)-11.4(B)-11.6(C)]

前後半のバランスに関して見てみよう。
21'NHKマイルCは[L4L5地点]ですでに減速ラップになっている。これは【基礎スピード戦】になっており、前半型の能力が問われることを意味している。
一方、京成杯AHはコース形状の為、後半まで加速ラップが続きやすいので、総合力が問われる特徴を持つ。
この微妙に違う特徴にグレナディアガーズが対応出来るかどうか。
【前半型持久戦】→【総合型持久戦】に対応出来るかどうかということになる。

斤量に関しては、57.0kg→56.0kgと-1.0kg軽くなるし、ある程度評価しておく必要があるレースだろう。

②21'朝日杯FS【阪神(6日目)/芝1600(B)/良】

1着(-0.1)/斤量(55.0)/上がり3F(34.5/7位)
4角位置:(12.5%)/前残り度(35.9%)
【LAP】1:32.3(-1.9/ハイペース)
12.5-10.4-10.8-11.5-11.7-11.6-11.8-12.0 
(+1.0/-1.1/-0.7/-0.0/+0.2/+0.1/+0.3/+0.5)

　　　基礎スピード値(BS)=11.3(B)
トップスピード最高値(TS)=11.6(C)
トップスピード持続値(SS)=11.8(C)
●前4F平均-L4L5平均-後3F平均=[11.3-11.6-11.8]

●前4F/L4L5/後3F(-0.2/+0.1/+0.3)
●前3F/中間/後3F(-0.3/+0.1/+0.3)

【前半型持久戦】

20'朝日杯FSで求められた数値が上。
京成杯AHで求められる平均値が下。

[BS]:[TS]:[SS]
[11.3(B)]:[11.6(B)]:[11.8(C)]
[11.5(B)]:[11.4(B)]:[11.6(C)]

【基礎スピード(BS)】【トップスピードの質(TS)】【持続力(SS)】のバランスに関して見てみよう。
21'NHKマイルCとかなり似ているのがわかるだろうか。
違いと言えばこちらの朝日杯FSの方が、【トップスピードの質】よりも【持久力】に力を使うレースになっている。

[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[11.3(B)-11.6(C)-11.8(C)]
[11.5(B)-11.4(B)-11.6(C)]

前後半のバランスに関して見てみよう。
やはりNHKマイルCに似ている。
こちらの朝日杯FSは、11.3→11.6→11.8と【減速戦】になっているのがポイントかな。
こういうレースは後続も脚を使うレースなので、レース全体で流れるような持久戦が得意なタイプと見ておきたいね。

斤量に関しても55.0kg→56.0kgと+1.0kg重くなるので、成長力でどこまでカバー出来るか。
57.0kgのNHKマイルCでややパフォーマンスを落としたことから、56.0kgでどこまで走れるかな。

③21'ファルコンS【中京(3日目)/芝1400(A)/良】

2着(+0.0)/斤量(57.0)/上がり3F(34.5/6位)
4角位置:(13.3%)/前残り度(16.1%)
【LAP】1:20.1(-1.3/ハイペース)
12.2-10.6-10.9-11.4-11.1-11.5-12.4 
(+0.8/-0.8/-0.5/-0.0/-0.3/+0.1/+1.0)

　　　基礎スピード値(BS)=11.2(A)
トップスピード最高値(TS)=11.1(A)
トップスピード持続値(SS)=11.7(C)
●前3F平均-L4L5平均-後3F平均=[11.2-11.2-11.7]

●前3F/L4L5/後3F(-0.2/-0.3/+0.2)
●前3F/中間/後3F(-0.2/-0.0/+0.2)

【総合型持久戦】

21'ファルコンSで求められた数値が上。
京成杯AHで求められる平均値が下。

[BS]:[TS]:[SS]
[11.2(A)]:[11.1(A)]:[11.7(C)]
[11.5(B)]:[11.4(B)]:[11.6(C)]

【基礎スピード(BS)】【トップスピードの質(TS)】【持続力(SS)】のバランスに関して見てみよう。
[BS][TS]共にレベルAで求められており、スプリント戦のなだれ込み能力が問われている。
なだれ込みが起きやすい京成杯AHは、スプリント戦の能力が問われやすいので、この能力は意外とプラスファクターとして見ることが出来る。

[前平均-L4L5平均-後3F平均]
[11.2(A)-11.2(A)-11.7(C)]
[11.5(B)-11.4(B)-11.6(C)]

前後半のバランスに関して見てみよう。
上記でも述べているように、なだれ込み型のラップ推移になっており、非常に好感が持てる。

斤量に関しても57.0kg→56.0kgと-1.0kg軽くなるので、プラスファクターとして受け取りたいね。

★21'京成杯AHについて★

先行力があり、テンも速いタイプなので、逃げ～先行での競馬を想定しておきたい。

個人的には京成杯AHはマッチするタイプだと思うので、第一感は重たい印を打ちたい。
ただし今回は先行馬も多く、先行激化してオーバーペースに巻き込まれてしまう可能性があるのは怖いかな。2019年のような、前4Fが44.2秒と超絶速い【基礎スピード】が問われると、さすがにグレナディアガーズは対応出来ないと思う。ただしこれは結構レアケースだと思うので、どの程度考慮するか…というところだね。

今回のメンツだと【ミドルペース戦】～【ハイペース戦】になってくると思うので、【持久戦】を本線で想定しておきたい。
ファルコンSでは【総合型持久戦】に対応しているが、1600m戦で【総合型持久戦】に対応出来るかどうかは未知数といったところ。

斤量56.0kgは悪くないと思うが、軽くはないと思う。

個人的には〇～▲での評価になるんじゃないかなと思っている。
本命(軸)にするにはリスクが大きい気もしているが、軽視は出来ないよね、という感じ。

★お賽銭★

この記事に「100円なら出してもいいよ」
という方は、お賽銭やお布施感覚で購入いただければなと思います。
下記が有料スペースになりますが、特に何か書いてあるわけではありません。