22'京成杯/各馬考察③テンダンス

★基礎データ★

馬齢:牡3
斤量:56.0kg
騎手:和田竜二

★血統★

-----父-----
ジャスタウェイ
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Pサンデー系

-----父母父-----
Wild Again
【米国型】
大系統:マイナー系
小系統:ニアークティック系

-----母父-----
French Deputy
【米国型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:ヴァイスリージェント系

-----母母父-----
Seattle Slew
【米国型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:ボールドルーラー系

----------------

小系統[Pサンデー系]×小系統[ヴァイスリージェント系]なので
2017年/2着馬:ガンサリュート
に似ている血統。


★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど速いラップを刻んでいることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。

①21'新馬【中京(8日目)/芝2000(B)/良(-14)】

2着(+0.1)/斤量(55.0)/前3F-後3F[37.7-35.5]
4角位置:[先行](18.2%)
前残り度:[1-2着]22.7%[A]/[2-3着]31.8%[B]/[平均]27.3%[B+]
【LAP】2:01.8(+4.2/超スローペース)
13.2-11.4-13.2-13.1-12.1-11.7-11.7-11.7-11.8-11.9
(+1.0/-0.8/+1.0/+0.9/-0.1/-0.5/-0.5/-0.5/-0.4/-0.3)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●高速馬場
●[+4]超スローペース戦
●後半型ロンスパポテンシャル戦
●L5最速型L5ポテンシャル戦
●前残り度[B+]
●4角脚質[先行]


②21'未勝利戦【阪神(5日目)/芝1800(A)/良(-13)】

1着(-0.7)/斤量(55.0)/前3F-後3F[36.2-35.0]
4角位置:[中団](55.6%)
前残り度:[1-2着]66.7%[E]/[2-3着]83.3%[F]/[平均]75.0%[F+]
【LAP】1:46.9(+0.5/ミドルペース)
12.4-11.3-11.7-12.2-12.2-11.7-11.6-11.6-12.2
(+0.5/-0.6/-0.2/+0.3/+0.3/-0.2/-0.3/-0.3/+0.3)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●高速馬場
●ミドルペース戦
●基礎スピード型ポテンシャル戦
●L3最速型L4ポテンシャル戦(分散型)
●前残り度[F+]
●4角脚質[中団]


③21'東スポ2歳S【東京(5日目)/芝1800(C)/良(-16)】

3着(+0.5)/斤量(55.0)/前3F-後3F[36.7-33.9]
4角位置:[好位](33.3%)
前残り度:[1-2着]58.3%[D]/[2-3着]41.7%[C]/[平均]50.0%[C-]
【LAP】1:46.2(+2.7/超スローペース)
12.8-11.4-12.0-12.4-11.7-11.6-11.0-11.9-11.4
(+1.0/-0.4/+0.2/+0.6/-0.1/-0.2/-0.8/+0.1/-0.4)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●超高速馬場
●[+2]超スローペース戦
●L3最速型L3トップスピード持続戦
●前残り度[C-]
●4角脚質[好位]
※後半のラップが[11.0-11.9-11.4]と崩れているが、アルナシームがある程度離してL2地点まで刻んだラップ。+2.7秒の超スローペース戦だが実質はもっと超スローペース戦。無酸素運動特化型のトップスピード持続戦と見て良いだろう。


★22'京成杯について★

未勝利戦では強引に馬群を割りながら-0.7秒差の圧勝と、インパクト大の勝ち方だった。
東スポ2歳Sでは世代最強と謳われているイクイノックスに0.5秒差の3着。
今回のメンバーなら実績は申し分なし。


【プラスファクター】
☆レースタイプ
未勝利戦は-0.7秒差をつけての圧勝劇。
このレースは基礎スピード型のポテンシャル戦だが、前半に特化しているわけではなく、後半もスピードを分散しながら長く良い脚が求められて、タイトなラップになっている。
総合型ポテンシャル戦の見本と言って良いだろう。
京成杯はスローペース戦の中でも基礎スピードがある程度求められるパターンが多いし、後半は基本的にポテンシャル戦になりやすい。
新馬戦もヴェールランスには負けたが、3着のヴァーグエスタードには0.6秒差を離した2着だし、有酸素運動型のポテンシャル戦は向いている可能性が高い。

☆実績面
未勝利戦は-0.7秒差をつけての圧勝劇。3着のセレブレイトガイズは後に未勝利戦を勝ち上がってるし、そこまでレベルの低い戦いではなかったはず。未勝利戦比較では今回のメンバーなら明確に上位と見て良い。
東スポ2歳Sは+0.5秒差の3着と負けはしたが、相手は世代最強クラスのイクイノックス。さらに東スポ2歳Sはトップスピード特化戦だし、テンダンスはポテンシャル戦タイプだと仮定すれば化ける可能性は残っている。

【マイナスファクター】
★中山2000m適性
トビが大きいタイプなので広いコース向きだと思う。中山小回りコースをこなせるかどうかが今回のキーポイントになると思う。
時計の掛かる馬場も未経験だが、パワーのある走り方なので、時計の掛かる今の中山コースの馬場は合うんじゃないかな。


力関係は上位層と見ているし、最終追切や枠順次第では軸馬候補としても考えておきたい。