21'キーンランドC 各馬考察②レイハリア/牝3/51.0kg/亀田温心

★血統★

-----父-----
ロードカナロア
【欧州(日本)型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:キングマンボ系
適距離:芝1200m~芝1600m
適性国:日本,香港

-----父母父-----
Storm Cat
【米国型】
大系統:ノーザンダンサー系
小系統:ストームバード系
適距離:ダ1600m
適性国:アメリカ

-----母父-----
マンハッタンカフェ
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系
適距離:芝2500m~芝3200m
適性国:日本

-----母母父-----
トニービン
【欧州型】
大系統:ナスルーラ系
小系統:グレイソヴリン系
適距離:芝1600m~芝2400m
適性国:イタリア,フランス

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★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※展開の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。

※LAPに表記している(数値)はバイアスを示す。
マイナスが大きいほど強いバイアスが掛かっていることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを示すことになる。


①21'葵S【中京(7日目)/芝1200(B)/良】

1着(-0.0)/斤量(54.0)/上がり3F(34.5/1位)
4角位置:(11.8%)/前残り度(26.0%)
【LAP】1:08.1(-1.7/ハイペース)
11.9-10.3-11.0-11.6-11.2-12.1
(+0.6/-1.1/-0.4/+0.3/-0.2/+0.8)
前半平均値(   基礎スピード値)=11.1
後半最速値(トップスピード最高値)=11.2
後3F平均値(トップスピード持続値)=11.6
●前3F/L4L5/後3F(-0.3/!!!/+0.3)
●前3F/中間/後3F(-0.3/!!!/+0.3)
●前3F平均F-L4L5平均F-後3F平均F=[11.1-!!!-11.6]
【前半型持久戦】

求められた【基礎スピード値】は[11.1]。
キーンランドCで求められる基礎スピードの平均値は[11.3]。

求められた【トップスピード最高値】は[11.2]。
キーンランドCで求められる【トップスピード平均値】は[11.5]。

求められた【トップスピード持続値】は[11.6]。
キーンランドCで求められる【トップスピード持続力の平均値】は[11.7]。


【前半型持久戦】のレースタイプで、ヨカヨカ相手に勝ち切ってきたのはやはり注目すべきだろう。
そのヨカヨカが北九州記念を制したということもあり、人気にも拍車が掛かるんじゃないかな。
【前半型持久戦】を勝ち切ったのは良いのだが、キーンランドCで求められる【前半型持久戦】のレースタイプとは少し違いがあるので説明する。
まずキーンランドCの持久戦というのは、【後3F】に【トップスピードの質】が問われないタイプ。
一方、この葵SはL3-L2が11.6-11.2と、緩み→加速となっており、しかも【トップスピードの質】が高いレベルで問われたものになった。
【基礎スピード】が高く求められた中で、【超ハイペース戦】にならないのは、この中弛みがある為。ここがキーンランドCの特徴と違うところ。

この葵Sは、
【基礎スピード】が高いレベルで問われた【持久戦】と見るか、
【トップスピードの質】が高いレベルで問われた【持久戦】と見るか。
ここがポイントになると思う。
レイハリアがどちらのタイプに属するのか現時点では断定できないが、前者のタイプであればおそらく好走確率は高いと思う。

斤量に関しては、54.0kg→51.0kgと3.0kg軽くなるのはプラスファクター。


②21'雪うさぎ賞【新潟(3日目)/芝1200(B)/重】

1着(-0.2)/斤量(54.0)/上がり3F(35.7/8位)
4角位置:(13.3%)/前残り度(36.1%)
【LAP】1:10.6(-1.2/ハイペース)
12.1-10.8-11.8-12.0-11.5-12.4
(+0.3/-1.0/+0.0/+0.2/-0.3/+0.6)
前半平均値(   基礎スピード値)=11.6
後半最速値(トップスピード最高値)=11.5
後3F平均値(トップスピード持続値)=12.0
●前3F/L4L5/後3F(-0.2/!!!/+0.2)
●前3F/中間/後3F(-0.2/!!!/+0.2)
●前3F平均F-L4L5平均F-後3F平均F=[11.6-!!!-12.0]
【前半型持久戦】

【重馬場】ということもあり、【基礎スピード】に関しては問われなかったと見て良いだろう。
L2の最速地点が11.5と【トップスピードの質】もCに近いBクラスレベル。
【トップスピード持続力】に関しても問われておらず、【持久力】が問われる【ポテンシャル戦】。

【前半型持久戦】ではあるが、葵Sとは性質が全く違う。
キーンランドCに直結するようなレースではないが、【重馬場】が登場して昨年のようなレースタイプになれば、注目の一頭になってくるのは間違いないだろう。

斤量に関しては、54.0kg→51.0kgと3.0kg軽くなるのはプラスファクター。

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★21'キーンランドCについて★

先行力もテンの速さもトップレベルなので、逃げ先行での競馬を想定しておきたい。

同世代のソダシが活躍しており、レイハリアも後に続きたいところ。
スプリント戦では強敵になるであろう、同世代メイケイエールとの一戦。
3歳牝馬の暑い夏は終わらない。

【基礎スピード】が高いレベルで問われた葵Sを勝ち切ったので、この【基礎スピード】は武器になると思う。Aクラスの【基礎スピード】はメイケイエールにとっては未知数なところもあるので、ここは武器になる可能性がある。これは一歩有利かなと。ただしAクラスの【基礎スピード】が問われた葵Sではあるが、一息入ったことにより【トップスピードの質】も高いレベルで問われたレースでもあるので、これをどう見るかだね。
この一息が結構重要で、この一息があったことによってAクラスの【基礎スピード】がオーバーペースにならなかったパターンがあるので、一息入らない【基礎スピード戦】になった場合はレイハリアにとってもオーバーペースになる可能性がある。

斤量に関しては51.0kgと軽いのは明らかにプラスファクター。

人気の一角になってくるだろうが、まぁ仕方なしといったところ。
重馬場になった場合は、21'雪うさぎ賞が評価出来るので、馬場依存はしにくいタイプだろう。

現状の評価としては〇~▲になる確率が高いかな。
もしかしたら◎まで評価が上がる可能性もあるし、△まで下がる可能性もある判断の難しい一頭。