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宝塚歌劇関連

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記事一覧

鳳月杏、ザ・タカラヅカ そして『万華鏡百景色』

鳳月杏の月組トップスターお披露目公演に行ってきた。 彼女を目にするたびに、私の脳裏に浮か…

金岡新
4週間前
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宝塚歌劇 月組『グレート・ギャツビー』

 脚本・演出/小池 修一郎  宝塚では既視感のある題材で、これを一本物に焼き直すとどうなる…

金岡新
2年前
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宝塚歌劇 宙組『プロミセス、プロミセス』

リンゴは限定一個だ! 翻訳・演出/原田 諒 2021年11月の公演。 権利上の問題で、DVD,ブルー…

金岡新
2年前
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宝塚歌劇 宙組 『NEVER SAY GOODBYE』再び

 ブルーレイ買って繰り返し見ていて、気づいたことを書きます。    どうしても主演の違いに…

金岡新
2年前
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宝塚観劇記 星組 めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・…

作・演出/小柳 奈穂子 柚希礼音時代に第一作、第二作が上演された続編。設定の背景に前作があ…

金岡新
2年前
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宝塚観劇記 雪組『夢介千両みやげ』

牛みたいにぼーっとしている? 雪組『夢介千両みやげ』 作・演出:石田昌也 石田昌也氏の作…

金岡新
2年前
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宝塚観劇記 宙組 『NEVER SAY GOODBYE』

「あなたの見るものを私も見たいの」 作・演出/小池 修一郎  潤花キャサリンの台詞は上のようだった気がする。初演の映像を見たら、花總まりは「あなたと同じものを見ていたいの」だった。そうだったかもしれない。  初演のときも、一番印象に残った言葉だった。今回の感想もやはり同じ。     精神の高みから発せられる愛の告白。  有名作曲家に依頼しただけあって、曲は良い。初演のDVDは歌の部分だけ何回も聞いたので、今回の観劇に新鮮さを感じられなかったのが残念。でも、それをいうのは贅

宝塚観劇記 月組 『今夜、ロマンス劇場で』

「君は傑作だから作品を作るのかい?」 いいえ、でもこれは傑作ですよ。 脚本・演出/小柳 奈…

金岡新
3年前
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宝塚歌劇花組 元禄バロックロック その他下半期まとめ

花組、元禄バロックロック行ってきました。 作・演出は谷貴矢。大劇場デビュー作ということだ…

金岡新
3年前
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宝塚観劇記 宙組『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

作・演出/野口 幸作  野口幸作氏はとことん詰め込みたい人である。星組、北翔海莉さんの『…

金岡新
3年前
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REY’S Special Show Time 『VERDAD(ヴェルダッド)!!』 —真実の音— 作・演出/藤…

星組配信『VERDAD(ヴェルダッド)!!』作・演出/藤井 大介 2021年7月10日15:30公演 ネット…

金岡新
3年前
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宝塚観劇記 宙組『シャーロック・ホームズ』

中味について語っているので、御観劇のあと読んでください。 まずは総論  作・演出は生田大…

金岡新
3年前
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宙組『アナスタシア』シャーロック・ホームズ前夜祭

別れに「星風」のワルツを歌おう宝塚大劇場で宙組『シャーロック・ホームズ』がはじまった。ス…

金岡新
3年前
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宝塚観劇記 星組『ロミオとジュリエット』2

ふたつの瞳に星が輝くもうひとつの瞳~それはもちろん舞空瞳 もう賛辞と感嘆しかない~賛辞編 場面場面の演技がどうとか、表情がどうとか、そんなレベルの賛辞ではない。 舞台上の舞空瞳には何一つ「残念なところ」がない。 これを完璧という。 容貌、スタイル、演技、歌、ダンス! 少女度数が極めて高いが、子供っぽいわけではなく、礼真琴と対等な娘として存在する。 娘感をちゃんと発しながらも、マダム度数はゼロ。 さらに、トップスターより小顔!これは稀有のできごと。 礼真琴がトップスターであるこ