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【番外編】我が愛しの殺人鬼【emole作成ショート映画】

筆者はとても映画が好きだ。
映画や、小説やお芝居や音楽。
「エンタメ」と呼ばれる物がとても好きだ。2020年から続くウイルスの影響でエンタメ界も飲食界も様々な業界がとんでもなく辛く苦しい時期に、たまたま見ていたYouTubeでその中の一人の方が映画制作のクラウドファンディングをなさっているのを知って「新しいエンタメを作る若い人達が頑張ってくれるのは何と嬉しい事だ!」と、本当に微力ながら、披露試写会参加権としてそのクラウドファンディングに参加させて貰って拝見してきた作品
※作品自体は2021年の12月25日辺りにemoleさんのYouTubechで既に公開されております※

【ざっくり過ぎるあらすじ】

「いつだって私の幸せは弱くて脆い」
そんな千加のナレーションから始まる話。
幼く可愛らしいがどこか儚い雰囲気を持つ千加と付き合っている敦也。
敦也は千加の事になるとカッとなりやすくキレやすい。
何でもない日のある昼下がり
千加がいつも通りアルバイトを終えて敦也と同棲する自宅に戻ると、そこには今までの二人の何ら変哲の無い平平凡々とした日常とは全く違う景色が広がっていた。。。



約10分という途轍もなく短い作品である。
が、作品としてそのたった10分の濃密度が深い。
この作品には原作があるそうで、恐らく披露試写会に配られた冊子がそうで無いか?とも思われるのと、emoleさんのYouTubechの概要欄から原作を読めるURLも表示されている。
ミステリーファンなら途中からの話の展開に「ああハイハイなるほど」と思うかもしれない。
が、話の展開云々よりも、演者さん達の色んな感情が詰まった演技がとても拝見していて気持ちよく楽しい。
10分の中に人間の喜怒哀楽の「怒」が「驚」として置き換わって全部詰まっている感じの作品でした。
話の展開が進むに連れて、沸き起こるシュールな世界観からのクスクスとした笑いと、その後の千加と敦也の関係性に関しても楽しみに想像出来る余白を残してくれる
そして筆者的には映像作品としては「この後の2人」が具体的に後日談として出ていない所が本当に素晴らしいと思った作品。
「綺麗な花には棘がある」とはよく言ったもので、千加が帰宅する3時間前の行動が、終盤に出てきてその言葉の意味を深く噛み締める。
「非日常が日常に変わりゆく様」の瞬間
色んな意味での「怖い」という感情を汲み取れる作品だと筆者は感じました。

まだまだ、若いemoleさん主体となり、そこに演者であるキャストと、脚本・監督として参加なさった方々。
皆さんとても若い方達で、こういう方々がこの苦しい情勢でも頑張ってエンタメを新しく作ろう!と動いた所に本当に微力ながらクラウドファンディングとして、参加できた事が嬉しいと思えた作品でした。

本編はYouTubeで誰でも無料で観る事が可能なので、この筆者の感想を読んで気になられた方は是非!ご覧になって下さい。
下のURLから視聴可能です。

※この記事は筆者の独断と偏見に塗れており、決して拝見した作品媒体様からの依頼等ではありません、さん主催のemoleさんから削除依頼があった際には速やかに削除致します※


https://youtu.be/n9TKO__Jzqc


我が愛しの殺人鬼

原作: amanatz
脚本・監督: 和田崇太郎
出演者: 山咲和也・久田莉子・渡邉聖斗
上映時間: 8分38秒
制作: emole株式会社

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