kananeco0703

幼い頃から見てきた本と、映画のあくまでも個人的な感想と紹介の為のページです。 筆者の好みに左右されるのでジャンル等に偏りが見られますが、ご了承下さい。

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最近の記事

波紋

筆者がずっと好きな映画監督 荻上直子監督の最新作。 【ざっくりすぎるあらすじ】 依子はごく一般的な主婦として生き、義父の在宅介護をしながら、須藤家が須藤家として回る様に過ごす日々。東日本大震災が起きて日本中が放射線量や水道水の成分にピリついていたあの時迄は。 あの日、あの事が起きてから10年の時を経て依子は様々なそれまでも飲み込んでいた感情を依子なりの方法で押し殺して居たが、十数年ぶりに現れた人物によりそれも崩壊していく。 絶望しか見えなくなってきた依子がその先に見た物は?

    • 最後列ガールズ

      Netflix内のドラマという名目で SNSでCMを見て気になったので拝聴 【ざっくり過ぎるあらすじ】 小学校の時にアルファベット順の 席で最後列だった5人組の女友達 グループは、毎年一緒に旅行に行くのが恒例行事。 しかし、その中の1人が癌になった事を受けて、仲間が癌治療に向かう前の旅行に出発する前の日。 全員で頭を丸坊主にしてから 出発し、事前に旅行の打ち合わせの食事の時に5人で決めた「必ずやるリスト」を一つ一つ守ってそれぞれに行う彼女達の旅行のお話。 見始めて「あら?

      • 噛み合わない会話と、ある過去について

        昨年から筆者自身がこれまで手に取って来なかった作家さんの著作物に興味がムクムクと湧き出して年末から年始にかけては読書ラッシュと言う程ではないけど、暫くぶりにまとめた本を読んだ時期だったので、楽しい年末年始でした。 今回の作家さんも今まで全く手に取った事のないジャンルの作家さんの本 【ざっくり過ぎるあらすじ】 四つの短編集にて、ある記憶を様々な視点から見てみると、自分が記憶している事柄と全く違う印象だったり、それまでの相手との関係性の立場が逆転する様をそれぞれのお話でそれぞ

        • 【番外編】我が愛しの殺人鬼【emole作成ショート映画】

          筆者はとても映画が好きだ。 映画や、小説やお芝居や音楽。 「エンタメ」と呼ばれる物がとても好きだ。2020年から続くウイルスの影響でエンタメ界も飲食界も様々な業界がとんでもなく辛く苦しい時期に、たまたま見ていたYouTubeでその中の一人の方が映画制作のクラウドファンディングをなさっているのを知って「新しいエンタメを作る若い人達が頑張ってくれるのは何と嬉しい事だ!」と、本当に微力ながら、披露試写会参加権としてそのクラウドファンディングに参加させて貰って拝見してきた作品 ※作品

          隣人の愛を知れ

          今迄手に取った事のない作家さんの作品。去年本屋さんでもう一つの作品の題名に惚れ込んで拝読した後に、再度本屋さんにてその作品の恋の続きとしても捉えられる作品として紹介されていたので、直ぐに購入して読了した小説。 【ざっくりすぎるあらすじ】 水戸家の家族。母美智子・姉知歌・妹ひかり。そして、水戸家となんら関係ないように思えるスタイリストのヨウ・女優の青子・小学生の莉里。 誰かを大切に思う程淋しさがつのる彼女達の日常が予想外の「事件」をきっかけに一変する。自分で選んだはずの関係

          隣人の愛を知れ

          【番外編】舞台-シン-SIN

          筆者が去年彼のワンマンを配信で視聴し、その世界観がとても素敵だった上に今年のワンマンは、私の大好きな脚本家のGAIA Crewの加東さんが脚本・演出をなさるという事で現場にて観劇。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 混沌としたifな世界 増え続ける犯罪に、国は新たな法案PJ法を新設し、その法案で犯罪を犯した者に 更生の意味も込めてその新たな「ある体験」をさせる。 その体験をさせられた囚人と、法廷を通して「ある犯罪」をさまざまな角度と、視点から見直し、そして、その囚人の罪の内容を最

          【番外編】舞台-シン-SIN

          映画 小さいおうち

          公開当時かなり話題になっていた作品。 筆者はなんの前知識もなく視聴。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 大学生の健史の大叔母であったタキが亡くなり、遺品整理をしていた所、晩年に健史の勧めで書いていたタキの自叙伝が見つかる。 タキが10代の頃に女中として山形から上京し、小説家の家の女中から東京の郊外にある可愛らしくモダンな赤い屋根の家に住む平井一家の女中として奉公する事となる。 おもちゃ会社の常務として働く主人の平井と、その妻時子、愛息子恭一らとの穏やかな日常が流れていく中で段々と

          映画 小さいおうち

          僕の姉ちゃん

          Amazonprimeで先行放送 とかで、視聴。 ほのぼのしたタッチの画風漫画を 描かれる益田ミリさん原作のドラマ化 【ざっくり過ぎるあらすじ】 両親が海外滞在中に新社会人に なったばかりの順平は姉ちゃんのちはる と、期間限定の二人暮らし。 それぞれに仕事を終えた後は食事をし お酒を呑み、仕事に恋に趣味に人生に まつわる話を姉弟の視点でぶっちゃけて 話す。 一見ひねくれて、意地悪に聞こえる姉の 一言は、実は至極真っ当で、順平は姉の言葉に翻弄されつつも、納得してしまう。

          僕の姉ちゃん

          はるヲうるひと

          筆者が大好きな役者さんであり、監督・脚本作品も数作出されている佐藤二朗さんが手掛けた最新作。 本来であれば去年公開する予定だったが、コロナの影響で今年2021年6月4日〜劇場公開が開始された作品。 【ざっくりすぎるあらすじ】 とある売春で有名な売春島で、置屋である売春宿「かげろう」を先代から営み遊女達を暴力で支配する哲雄(佐藤二朗)哲雄の腹違いの弟で使いっ走りのポン引きや遊女達の面倒を見る得太(山田孝之) かげろうの遊女は四人 古株で他の遊女を取りまとめ、時には守ってくれ

          はるヲうるひと

          マスカレードホテル

          Amazonprimeで観賞 当時、知人も割と褒めていた映画 だったのと、木村拓哉さんの映画は ハウルの動く城と、武士の一分しか 拝見した事がなかったので観賞。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 東京都内で連続殺人と思われる殺人が三件起こる。 殺人の手口は三人共バラバラで被害者の共通点も一つも見当たらなかった殺人事件だが、不可解な暗号の様な数字が記されたメモがどの現場にも残されており、そのメモが次の犯行現場の緯度と経度を表している事を突き止めた警察は、その次の殺害現場として指定

          マスカレードホテル

          アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

          2014年公開された映画。 親しくしているお友達にも過去に オススメされていた作品。 やっと観賞できた。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 イギリスのコーンウォールに住む青年ティム・レイク。 21歳を迎えたティムは新年パーティーをやりきれない気持ちで過ごし、翌朝父親に呼ばれて自分にタイムトラベル能力が代々レイク家の男にのみある事を知らされる。 但し、その能力は過去にのみ行けるもので、未来には行けない。 そして、父からの忠告は金儲けの為につかうのではなく、自分の人生の為に使えという

          アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

          しあわせのパン

          かなり前に視聴した映画。 何となくまた見たくなって昨晩再度視聴。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 北海道洞爺湖の岬に、東京から移り住んだ水縞尚(ミズシマ・ナオ)と、その妻りえが営む「カフェ マーニ」水縞君の焼くパンとりえさん 淹れる美味しいコーヒーが評判のマーニは、たちまち評判を呼び近所に住む農場経営で子沢山の広川一家、謎のトランクをいつも持っている阿部さん、地獄耳でガラス作家の陽子さん、毎日配達に来てくれる郵便屋さんに憩いの場を設けてくれる。 そんなカフェ マーニには、泊まれ

          しあわせのパン

          【番外編】真説LinK Age〜凛国異聞〜碧の陣 GAIA_Crew

          先日投稿した同じ舞台の朱の乱の別ver. 話の内容は朱の乱と全く同じですが Wキャストで、朱の乱とは別の役を別のキャストさんが演じて居る。 話の内容については、朱の乱にて書いたので 割愛させて頂きます。 朱の乱と違うのは「え?あの役を演じてた人がこの役を!?」というのと、話の筋は全く同じでも、キャストの一部(本当に一部)が変わるだけでこんなにも印象が変わるのか?という事。 そして、そのキャストの配役に合わせて、話の大筋を全く変えずにこんなにちゃんとどちらのキャストも印象付け

          【番外編】真説LinK Age〜凛国異聞〜碧の陣 GAIA_Crew

          【番外編】真説LinKAge〜凛国異聞〜朱の乱 GAIA_Crew

          3月に観劇に行ったGAIA_Crewさんが 現在過去作品の配信祭りという事で 過去作品で、GAIA_Crewの代表であり 脚本と演出を担当なさっている加東さん がイチオシしてくださった作品。 ※こちらの記事は特に依頼されたものではありません。あくまでも筆者の個人的な感想です。 また、GAIA_Crew様より削除依頼等ありました際には即刻削除予定をご理解の上読んで頂けると幸いです※ 【ざっくり過ぎるあらすじ】 凛の国は国王である葵(アオイ)様が治める国。 資源豊かな国ではあ

          【番外編】真説LinKAge〜凛国異聞〜朱の乱 GAIA_Crew

          【番外編】舞台 ワンダー・オーヴァー・レインボウ

          去年からとても素敵な脚本を書かれる加東さんが代表を務める劇団「GAIA_crew」さんの 舞台。 筆者は3月21日土曜日の夜の部にて観劇 【ざっくり過ぎるあらすじ】 関東のとある地方都市柴木市。 そこでスナックを営む母と二人暮らしの 結月。高校でも目立ちすぎない様に振る舞い、学校とバイトの毎日。 特に深く付き合える友達もおらず、母は最近スナックの常連客との仲が上手く行きそうで日々 その事ばかり。 結月は、どこに居ても「自分の居場所がない」と感じながら日々を過ごしていたある日

          【番外編】舞台 ワンダー・オーヴァー・レインボウ

          【番外編】梅棒 ラヴ・ミー・ドゥー!!

          久しぶりの更新となりました。 新年に観劇した舞台に出演なさっていた塩野さん所属の梅棒さんの舞台を観劇して参りました。 【ざっくり過ぎるあらすじ】 過去に伝説となった「アイドル」を巡って同じ学校の三人組が友達になるも、喧嘩別れしたまま、バラバラになった三人。 彼等が大人になりひょんな事からまた「アイドル」を通じて再会し、様々な「アイドル」とそれを取り巻く人間模様が動き出す。。。 梅棒さん主体の舞台は初めての観劇。 何よりも「台詞のない舞台」という話を前々から聞いていたので「

          【番外編】梅棒 ラヴ・ミー・ドゥー!!