心理カウンセリングを学ぼうと思った理由

はじめまして☺私は今、会社員として働きながら心理カウンセリングについて学んでおり、いつか(お金にならなくてもw)心理カウンセラーとして働いていけたらいいなと思っています。

このnoteでは、私が学んだ中で感じたことなど心理カウンセリングに関することを、記録のために書いていきたいと思います!

まず今回は私が心理カウンセリングを学びたいと思った理由について書いていきます。

私は、未来への「不安」の感情が強く、生きることが楽しくなかったり、不安にとらわれてしまい身近にある幸せに気づけない状態でいることが多く、「同じ状況でも楽しく生きられる人もいるのに、どうしてこんな感情にばかり支配されるんだろう?」「どうやったらこの感情から抜け出せるんだろう?」と考えてきました。心理カウンセリングを学ぶことで、まずは自分の思考回路や感情の特徴を理解し、次に同じように感じている人々が幸せに生きるための手助けができればいいと思っています。
自分のための振り返りとして、生きづらいと感じた経験を2つ記します。

①    摂食障害

中学生の頃に、摂食障害になりました。医師の診断は受けていないですが、その頃の体重や外見、食べることへの恐怖心を考えると確実に摂食障害だったと思います。

なぜそうなったのか、今でもよくわからないですが、一つのきっかけになったのはバレエでした。小さいころからバレエを習っていて、中学1年生の夏休みに発表会がありました。複数人で踊る作品のなかで、センターを任されて割と目立つ役を与えてもらいました。最初は家でできるストレッチをノートに書き出して毎日やったり、曲を毎日聞き込んで振付けをイメージしたり、中学生の発表会にしてはなかなかストイックに準備したと思います。そのうちに、食事にも気を遣わなきゃと思って、おやつを食べるのをやめ、お肉の脂身を取って食べ、しまいには量を減らさなきゃと母が作ってくれたお弁当を半分くらい捨てたり、バレエのレッスンから帰って一人で食べる夕食も母の目を盗んで捨てていました。どんどん体重を落ちていき、見た目はガリガリで学校の先生や友達にも心配されましたが、私はやせていることに快感を感じてきて、体重を元に戻すのが怖くなりました。鏡に映る自分はやせていて気持ち悪いと思うのに、体重という数字が変わることが怖いのです。また、食べなければ体重が減っていくというのが楽しくもあり、逆に食べていないのに体重が増えたときにはパニックになりました。

心配した母がバレエの先生や摂食障害を経験した知り合いに相談し、私に内緒で病院を回ってくれました。医師からは入院を勧められたそうですが、相談した知り合いに、入院したら体重は増えるけれど今の環境から離れることになってバレエもやめることになり、本人のためにならないと言われたそうです。結局、子供の時からお世話になっているかかりつけの内科で栄養の点滴を受けたり、栄養を取るための高カロリー高栄養の飲み物(エンシュアリキッド)を処方され、その治療をしながら日常生活を送っていました。
母に心配をかけてこんなことになって、食べればいいだけなのにそれができないのが辛く、今思い出してもしんどいです。外食でいつもより食べられた時、母に「よく食べて偉いね」と褒められて、食べてしまった自分に腹が立ち、泣いて怒ったことも覚えています。こんな状況になっても体重が増えるのは怖いし、でも「瘦せてるね」と周りに言われることが辛く、一方で痩せている自分にアイデンティティーを感じてもいる複雑な心境でした。

中学2年生の終わりの頃になって、バレエスクールを変えたり新しい友達ができて食べ放題に行ったりマックで死ぬほど食べたりプリクラを撮ったりディズニーランドで遊んだり、生活に変化が出てきて友達と遊ぶことが楽しいと思うようになりました。(中学1年生の時は、合わないなと思いつつも友達がいないのは嫌だという理由で無理矢理その友達の輪に入っていたので、毎日引きつり笑いで疲れていました。) 
そこから体重も増えていき、今度は「たくさん食べても細い私」に自信を持ち始め、食べることへの恐怖は消えていきました。

大学卒業頃まではこの調子で人と関わったりみんなでご飯を食べることが楽しく、体重について気にすることはほとんどありませんでした。振り返ると、人とのコミュニケーションは職と密接な関わりがあるなと感じます。(つまり、食行動に問題があるとコミュニケーションがうまくいかない。)
新入社員として働き始めたころ、先輩やあまりよく知らない同期たちの中で昼食を食べるのが嫌で、一人で家から持ってきた小さいおにぎりを食べながら会社近くをうろうろする昼休みでした。この頃は体重が増えるのが怖いという症状が再発しており、当日誘われた飲み会なんかは絶対参加できなかったし、飲み会があれば前後で食事を調整したり、体重が増えたらパニックになることが日常茶飯事でした。

30歳近くなって、ヨガのインストラクター資格を取って副業で働き始めたころ、生徒から「細い先生」と印象付けられるのが嫌で、太るためのトレーニングを始めました。パーソナルジムの短期コースに通い、食事量も増やして意図的に太るよう試みました。これで体重は割と増え、食べることへの怖さも軽減されました。その後妊娠を希望するようになり、やせていると妊娠率が下がることから、体重を増やすことに前向きになりました。ただ、急に体重が増えることやお腹いっぱい食べることは怖いままで、今でも「食べたい・太りたい」と「変わりたくない」が混在しています。

摂食障害も様々だと思いますが、私の場合はただただ食べないタイプで、食べすぎて吐いたりすることはありませんでした。そして、外見を気にしてもっと細くなりたいというのではなく、体重計で見る体重の数字が変わることへの恐怖が大きかったです。自分の食事量をコントロールできないという理由から人と食事をすることが怖かったり、自分の持ってきたお弁当を見られるのが嫌で、結果的に食を介したコミュニケーションが苦手になりました。お茶したり会社で話したりするのはいいけど、一緒に何か食べる場に行くのは怖い・・・という状況です。

②    不妊治療

まだ継続して治療中ですが、3年ほど前から不妊治療のため病院に通っています。治療の内容は割愛しますが、私も夫も検査してわかるような異常があるわけではないのに、そして年齢的にも難しくはないはずなのに、なかなか妊娠という結果が出ずにいます。
「子供がいたらいいな。それが私の想像していた将来像・家族像だから。」という理由で始めたことですが、今や「子供がいない人生なんてありえな
い。自分の理想を叶えられない自分は許せない。」というくらい強くしんどい気持ちに変わってきています。妊娠していないという結果を何度も突き付けられるたびに、女性として何かが欠けているのではないかという気持ちになり、お金も時間も使って期待度も高い中でうまくいかないのが耐えられないのです。
夫は「今がタイミングじゃないだけ、ご縁だから。」というスタンスですが、通院するのも検査を受けるのも薬を飲むのも、その場で結果を受け止めるのもすべて私です。そして妊娠は私の体の中で起こることなので、どうなるだろうという心配は常に自分に付きまとい、うまくいかないという結果は私に原因があるという気がしてしまいます。

「何度もうまくいかないなら、このままずっとうまくいかないままなのでは?」と考えては絶望的な気持ちになります。
もちろん、子供のいない人生も素晴らしく、現に私の知り合いや仲の良い友人の中にも子供がいない方もいらっしゃり、楽しそうに見えます(もちろん辛いこともあると思います。)。子供がいる人たちも、子供がいる人生は素敵なものだろうと思いながら見ていますが、常に急いで出勤・退勤して自分のことを後回しにしている会社の先輩はしんどそうに見える時もあります。要は、どんな人生であっても楽しいことと辛いことが混在するものだと頭ではわかっているのですが、私の場合は一度夢見たことを実現できないことが許せないという執着が強くなっているのだと思います。
治療をする中で、何度も不安や自己嫌悪に襲われ、その気持ちをどうやって処理したらいいかわからないままでいます。

これから先の人生においても、思考回路が変わらない限りは同じような感情に支配されることがあると思います。少しでも和らげられるように、心理カウンセリングの学びが何か役に立つと嬉しいです。

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