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2月は逃げる。ー気づけば年度の終わりへー
こんにちは!
たくさんの人に見ていただいているようで、嬉しい限りです!
1月があっという間にどこかへいってしまい、
2月になってしまいました。
学校現場はこれから、学年末へ向けて
忙しさがグレードアップする時期にさしかかります。
今日は、
〇教員を目指している方
〇4月から教員になる方
〇保護者向けに
この時期の学校現場についてお伝えしようと思います。
通知表に追われる2~3月
2学期制と3学期制の学校で
若干の違いはあるものの、これから3月末まで
恐ろしい勢いで時間が溶けていきます。
それはなぜか?
”通知表”と”指導要録”
という大きなお仕事が待っているからです!
通知表=生徒の成績表のようなもの。
これは皆さんご存じだと思います。
学期が終わるごとに、各教科の成績が一覧で見ることのできる、アレです。
教員あるあるだと思いますが、
この通知表の作成、実は意外と時間がかかるのです。
各教科の先生は、受け持っている生徒一人ひとりに対して成績を出します。
つけた成績は(各自治体によって違いはありますが)
専用のアプリやソフトに貼り付け、通知表に反映される仕組みです。
担任の先生は、成績をつけるだけではなく、
クラスの生徒一人ひとりに”所見”という、いわゆるコメントを書きます。
大体1人200字ぐらいだったかと。
5人ぐらいなら1日あれば書けますが、
30人以上のクラスになると、1日では書けません。
土日の休みの日を使って
一気に書き上げるタイプの先生も見たことありますが、脳みそが疲れ切って変な文章になると言ってました笑
たくさん書きたいことはあるのに
字数のせいで文章をコンパクトにしないといけない
もどかしさや、
やんちゃな生徒の所見を「どうやって書こうか・・」
と良いことを書くのに悩んだり。
文字として形に残ってしまうので、
先生たちは悩みながら修正を繰り返し、
通知表を仕上げていくのです。
しかも通常の授業や部活をしながら進めていくので、
とにかく隙間時間を見つけては取り組むという感じで、常に時間との闘いだった気がします。
指導要録に追われる学年末
教員ならわかると思いますが、これから教員を目指す方や
保護者の皆さんは、「?」だと思います。
指導要録=1年間の生徒の生活のまとめ
(通知表の拡大バージョン)
と思っていただいてかまいません。
例えば何が書いてあるのか。
成績はもちろん、1年間の実績
(・部活の実績
・漢検や英検などの検定取得履歴
・出席日数や欠席日数
・委員会活動など)1年間を通して頑張ったことが記録として残ります。
そこには通知表のような、
担任の先生からのコメントも”所見”として書かれます。
通知表に書いたことをアレンジして
書くことが多いですが、
生徒や保護者向けに渡す書類ではなく、
高校受験の時に添付する書類なので、書き方に気を遣います。
また、生徒が卒業しても
学校に保管しないといけない書類にもなるので、
重要書類扱いです。
中3の担任の先生は
通知表よりも先に受験事務があるので、
指導要録から書き始めます。
これから合格発表までは、中3の先生方は
怒涛の日々ですね。。
どうか体調を崩さず頑張ってほしいと思います。
通知表や指導要録の書き方については、
今後また投稿していきますね。
4月からまた新しい環境へ
こんな感じで、先生方は毎日ある授業の合間を縫って
このような仕事もしています。
私が教員をしていた時、1番忙しかったのは
2~3月でした。
(実際は2月~6月までバタバタしてる笑)
指導要録の作成も終わり、
やっとで年度の締めくくり!と思ったら、
あっという間に4月になり、
4月の始めの月曜日には
新しい職員をお出迎えし、
新しい年度がスタートしていきます。
もっとゆとりをもって仕事ができたら、
私みたいに教員を辞める人が減ると思います。
ふーん、先生ってこんな仕事もしてるんだぁ
と思った人は、ぜひ先生を労ってくださいね。
これから教員になる方には、
ネガティブなイメージを植え付けてしまったかもしれないけど、
この時期は、1年間の子どもたちの成長を
感じることのできるステキな時期でもあるんです。
そのお話も、また今度書いてみようかなと思います!
長くなってきたのでこの辺で!
ではまた!