カゼかと思ってたらガンだった父
父がガンになった。
検査中で結果が出てないから、まだ病名は言われてない。だけど、悪性リンパ腫の疑いがかなり高いらしい。
おかしいなって思ってたことがいくつもあったから、納得がいったというか、腑に落ちたって気持ちが強い。
今思えば、今年に入ってからずっとカゼをひいてて、熱は出ないけど倦怠感が強くて、目を固く閉じて寝てることが多かった。
土・日には、「食事に行こう」「買い物に行こう」とサッサと車に乗り込むような、アクティブで趣味は家族な父。
「行こう」って言われて煩わしさを感じてた、いつもの流れが懐かしい。
体調が急に変わったのは4月に入ってから。会社から帰ると「なんか息苦しいんだけど、なんだろう」っと胸をおさえていた。
気のせいじゃないかと思ってスルーしちゃったけど、お風呂もトイレも、リビングに戻ると呼吸を整えてる姿でヤバさを感じた。大丈夫かな。
次の日の早朝4時。「今日、病院に連れてって」と言い出した。詳しく話を聞いてみると、苦しいのとダルいのが昨日より強くなっているんだって。
カゼで通ってた病院に再び行くと「先生がカゼが治ってないようだから、もう少し詳しく診てみましょうってなったんだ」とレントゲン室の前の父。
前から思ってたんだけど、処方された薬を飲んでも治るどころか、ダルさが2週間以上続いていた。ダルさがおさまっても本調子には戻らない。
そこで、病院を紹介してもらってから、病院巡りが始まった。
父の体がどうなっているのか知りたいような、知りたくないような、不安と心配がいっぱいで、暑いような寒いような複雑な4月を迎えている。