自分にあった表現方法を見つける
地球交響曲第九番を鑑賞した。
マエストロ「こばけん」こと、小林研一郎さんの表情、熱さのほとばしる指揮に惹き込まれる。
9歳でベートベンの旋律に夢中になり、音楽学校で作曲を学ぶも、“自分がやりたいことは作曲ではない”と、指揮科へ転科。
しかし、指揮者コンクールの出場資格の年齢制限にひっかかることが多く、もがいていたという。
唯一、35歳まで参加資格があったブタペスト国際指揮者コンクールに出場し、こばけんさんは当時34歳で一位を獲得した。
そこから指揮者の道が花開いた。
ドキュメンタリーを見て、こばけんさんは感受性や、作曲家への共感が並外れていると思った。
ベートベンの旋律を聞いて、
ベートベンの当時の気持ちを
本人のように感じるまで探究し、
ベートベンが見ていた風景を
本人の視線から見るかのように
想像することができる。
楽譜にはないものを
臨場感たっぷりに感じていることが
伝わってきた。
こんなにすごい人でも、指揮者としてお仕事になるまでに紆余曲折があったなんて。
『人は人生をかけて表現をしているんだなぁ。』ふと私の頭に浮かんだ。
そして、イギリスの社会活動家であるサティッシュ先生の言葉を思い出した。
「自分に合った表現は必ずあるから
探してほしい」
楽器、歌、写真、小説、漫画、ブログ記事、Instagramのリール、投稿、Facebook、ダンス、陶芸、料理、ガーデニング、油絵、コラージュ、裁縫…
表現方法はたくさんある。
お仕事もある種、表現だ。
パワポ資料をつくる
事業をつくる
制度をつくる
自動の仕組みをつくる
管理体制をつくる
会議をつくる
スムーズに働ける環境をつくる…
日々の他愛もないコミュニケーションも。
何を伝えたいのか。
何を共有したいのか。
あなたの表現したいのは何か?
あなたにあった表現方法(伝える手段)は何か?
どんなビジネスモデルならあなたも相手も幸せになれるか?
これが3つハマったとき、
『自分らしく幸せに働く』を実現できるんだろうと思う。
すぐに自分にあった方法に出会えるとは限らない。
けど、方法はたくさんあるから
一つ一つ試してみればいいんだよな、と思う。
試していて向いてないとわかると、
一見時間を無駄にしたと思うかもしれない。
でも、そこで得たことが活かされる瞬間に必ず出会う。
無駄なことは何一つない。
ゆっくり自分なりの表現方法を探して行こう。
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