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リーグオブ情シス番外編!〜企画書って大事だよね〜

7月22日だったかな?情シスがその腕を競うイベントがあって、そこで(ほぼ)手ぶらで挑んだ青年の話をしたいと思ってました。

が、叩きまくる事になりそうで可哀想になってきたので、内容変えて企画書こんな感じで書いてます、を説明するnoteにしました。

リーグオブ情シス観ててですが、改めて企画書的なやつを書く能力がこの仕事をする上で大事だな、と感じたので、ぼくなりに企画書の書き方を整理しました。書き方の簡単な解説と、それに倣って書くとどんな物ができ上がるのかを見ていきます!(最後の方にできた資料のリンク貼ってます)

注:現職・前職がITベンチャーっぽい会社で、この何年か企画書書く機会あまり無かった上に、ぼくは企画書書くのがあまり得意じゃ無いので、「得意だぜ」という人は見ても学びはないと思います。予めご了承をmm


まず、リーグオブ情シスとは

そもそも「リーグオブ情シス」って何?って話なんですが、イベントサイトに下記のように書かれていました。

「 仮想の企業、必須システム、一人あたり月額予算の条件のもとで、様々なサービスを組み合わせて「僕がかんがえたさいつよの情報システム」を各チーム25分(質問込)の持ち時間でプレゼンするイベントです 」

という事です。
発表者4名で観戦者が400名強というソコソコの規模のイベントでしたね。

企画書に書くべき事

企画書に書く事ですが、概ね皆同じだと思いますが、下記は最低限必要です。それぞれどういう事を書くのかは後述します。

1. PJ概要
2. 何の為にするのか
3. 何が課題なのか
4. 何をするのか
5. どこを目指すのか
6. 案の比較
7. スケジュール

リーグオブ情シスでは仮想企業の設定なので、本題に入る前に仮想した内容を先に記載しておきます。

仮想企業の設定(背景、目的、やる事など)を適当に決めました

まず、事前に定義されている情報を整理。
企業規模
100~200名

業種
インターネットサービス企業(具体的な業種は当日発表)

一人あたり月額予算
10,000円

情シス人数
1人

必須システム
・メール
・社内コミュニケーションツール
・Identity Provider
・Mobile Device Management
・Microsoft Office
・Security (EPP, EDR, etc...)
・SFA or CRM(何らかのサービスによる内製可)
・勤怠管理

さらに、イベント当日に伝えられる設定もあるそうです。
(創業3〜6年くらいのITベンチャー企業となります。)
恐ろしや…。

ここからは、自分の想像で色々仮想していきます。

背景
・事業へ人的リソースが集中している
・利用しているシステムはほぼ自由
・IPOを控えている
・事業を大きくスケールさせていくフェーズに入っている

目的
創業○年を迎え、これから事業をスケールさせていく為。スケールさせる為には、資金とスケールに耐えられる業務設計が必要。

課題
・バックオフィスの業務が煩雑になっている、特に採用情報の共有がスムーズではなく、新入社員の受け入れ、OJTがスムーズにできていない。それによって、増員しても中々事業への成果に繋がっていない

・開発リソースがプロダクトへ集中しており、営業、マーケなどの業務が煩雑になっている。特に、それぞれの顧客へどういったアクションをしているのか実績が記録されておらず各担当者の記憶だよりになっている。それにより、顧客へ重複したアクションを取っていたり、効果的な施策が打てていない。

・IPOを控えているが、証券会社からの要求を満たせるだけの状態になっていない。特に、顧客個人情報へのアクセス制御、持ち出しへの対策、外部からの不正アクセス対策がリスクが大きく、対策もされていない。

目指すゴール
・全ての顧客に対してのアクションを関係者で把握できる状態
・採用決定からOJT完了までの期間短縮
・IT統制の体制が整備されており、外部の脅威への対策もできている状態

何をするのか
・Zoho One(Recruit / CRM)の導入
・CISCOの色々導入

という感じにしました。
では書いていきます。

1. PJ概要

計画の概要を書きます。詳細を説明する前に、全体が伝わりやすくなるよう先に全体像を説明します。事前に決めた設定を踏まえて1枚で書くのがいいと思います。

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2. 何の為にするのか

どういう背景があって、どういう目的で計画を進めるのかを記載します。資料では割愛しますが、納得してもらう為には大きな目的が必要です。そして、これらは多くの場合は他部署の協力が必要になります。

3. 何が課題なのか

現状がどうなっていて、どういう課題があるのかを記載します。ゴールを目指す為に、解決しなければならない障壁があるという事を理解してもらう必要があります。
今回は目的が1つで仮定しましたが、複数ある場合などは、どの目的に対しての課題なのかもわかるようにする事も必要だと思います。

ぼくはロジックツリーを多用します。

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これだけだと詳細がわからないので、もう少し具体的な説明も付けます。

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4. 何をするのか

計画を具体的に説明します。どういう変化を起こそうとしているのかを伝えます。BeforeとAfterを用意します。

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5. どこを目指すのか

最終的にどういう状態にするのかを記載します。ゴールは高すぎず、低すぎず適切な設定が必要です。資料は割愛しますが、それらの根拠も合わせて記載します。

6. 案の比較

他の案との比較を説明し、今回提案する計画が最適だという事を伝えます。この辺から疲れてきたので枠だけになってます… 。比較項目はその時によって変わるので、適宜調整するようにしましょう。

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7. スケジュール

どれくらいの期間(コスト)をかけて実行するのか、いつゴールの状態になるのかを伝えます。

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最後尻すぼみなっちゃいましたけど、こんな感じです。

できた資料

今回作った資料は最終的にこんな感じになりました。(ダウンロード可)

最後に

みんな企画書好きじゃないと思うので良かったら活用してくださいー



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