スオミの話をしよう

今日は「スオミの話をしよう」というテーマの文章を書きたいと思います。

久しぶりに映画館に行ってきました。

脚本・監督は三谷幸喜、主人公は長澤まさみ=スオミです。

三谷幸喜ワールド全開の作品で、かなり笑わせにきてるなという感じで、至る所に「笑いの要素」が散りばめられてました。
個々のキャラクターが立ってて、みんなちょっと変なんですよね。
でも、そんな風にみんな変だから妙にオモシロイ。

スオミは結婚と離婚を繰り返す一風変わった女性なんですが、その元夫達が家になぜか集結します。
なんと、そんなスオミが何者かに誘拐され、3億円を準備しなきゃいけないというストーリーなんですが、、。

スオミはいろんな顔を持つ女性で旦那同士のなかで彼女のキャラクターが一致しないのが不思議でおもしろいところ。
ある意味、そんなスオミの変幻自在キャラを味わえるのもこの作品の見どころ
また、その親友の宮澤エマもいい味出してます。
彼女も個性的なキャラ。素晴らしい女優たち。

もちろん、男性の俳優さん達も演技が素晴らしい。

しかし、個人的には、この映画は「舞台」として観たいなと思いました。
生で俳優さんたちが演技をやってたらかなりおもしろいだろうなぁと。

本音で言えば、観客を笑わせてやろうという空気がずっとあって、それが苦手だなぁと思いました。舞台作品として観るなら全然アリだと思いますが。

まぁ、三谷幸喜ワールド全開で、独特な世界観を持つ作品を観れたのは良かった。
こういう馬鹿馬鹿しい所もエンタメだよなぁと。

とくに、最後の馬鹿馬鹿しい「ミュージカルシーン」はなかなか良かった。
長澤まさみや宮澤エマの魅力全開だし、西島秀俊さんをはじめ、オッサンたちの踊りもなかなか良い。

あと、残念だなぁと思ったところは「音楽」です。
やはり、映画って音楽がすごく大切な要素だと思ってて、本作では、グッとくる音楽がまるでなかった。
その点、シーンとした中におけるセリフの掛け合いが見所ではあるんですけどね。

とにもかくにも、三谷幸喜ワールドが好きな人は劇場に行くのがいいと思います。

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