NHKスペシャル 臨界世界 女性兵士 絶望の戦場
今日は「NHKスペシャル 臨界世界 女性兵士 絶望の戦場」というテーマの文章を書きたいと思います。
臨界世界シリーズは3回目になるが、私はこれまで全て見ております。
そして、3作とも衝撃的、刺激的な内容を含んでおり、国際社会の今を知るのにはとても大きな学びがあります。
今回はウクライナの女性兵に焦点を当てた特集が組まれており、ロシアとウクライナでリアルタイムで戦争が行われていることもあって、ものすごくリアリティー感のある内容であり映像でした。切迫感がヒシヒシと伝わっってきます。
戦争のリアルさを伝えるために、遺体や負傷者の映像が出てくるのですが、それがすごく悲惨であり、戦争の恐ろしさを感じざるを得ません。
あるウクライナ女性兵士は言います。
「戦争を始めた奴、全員、地獄で燃えろ」
家族や知り合いがどんどん戦死するのを尻目に全線でロシア兵と対峙しなければならない過酷さ、辛さ。
ウクライナ兵の男性には戦いを辞めるという選択はありません。しかし、女性は戦いを辞めるという選択肢があります。あるウクライナ女性兵は言います。男性は戦争から逃げられない。こんな恐ろしいことはありません、と。
ロシアとウクライナという国同士の争いの影で、現場では恐ろしいほどの惨状が拡がっていて、ここにも多くの目が注がれることを期待します。
実際に、ロシアもウクライナも普通の市民が戦争に駆り出され、そして、多くの命が奪われてます。
この放送を見てると、なんて人間は馬鹿で愚かなんだと思わされます。なんで人同士が争って死ななきゃならないんだ、と。
領土を奪うために、人の土地に侵略して、戦争を仕掛ける。
何をやってるんだ。
アメリカとロシアが停戦に向けて話し合いをしてるそうですが、一刻も早く戦争が終わって欲しい。何よりも、「人の命」が最優先に考えられなきゃいけません。いつの時代も、どこの国も。
こういったドキュメンタリーは目を染めたくなる内容や映像も少なくありません。
ですが、そういったリアリティーがなきゃ、人はそのことに真剣に思いを寄せることはなかなか難しいでしょう。
新聞やネットニュースなんかで「戦争の現状」が伝えられても、すぐに流れてしまい、意識から離れてしまうのが関の山だと思います。
ウクライナ女性兵士の方々の勇気と戦争の悲惨さ、命の大切さ、馬鹿馬鹿しい戦争を決断した奴ら。いろんなことを考えさせられたテレビでした。